防府市Depression勉強会に出席。
山口県立こころの医療センター 院長 兼行 浩史先生の講演。
テーマはうつ病。
うつ病の概念、診断、治療法まで
濃厚な内容がリズミカルにインパクトを持って進んで行く。
うつ病は
性ホルモンが関与していることは知られている
心の痛み(スピリチュアルペイン)、ストレスの関与も大きい。
心の痛み、ストレスが増えると
心のエネルギーが消費されてしまう。
そして心のエネルギーが枯れてしまうと・・・・
”生きる価値”に対する葛藤が起こってくる。
これがうつ病の発症につながってしまう。
生きる価値って?
過去から未来に向かう連続した時間の中にいる確かな自分
他者との関係性が感じられる自分
他者に頼らなくても存在できる自分
・・・・から生まれてくるもの。
そして
アウシュビッツに収容されていたフランクルは
絶望 = 苦悩 -生きる意味(価値)
生きる意味を持ち続けることが、絶望(うつ病)から救ってくれる・・・と。
同じ日の朝周南倫理法人会久内会長の講話を聴いた。
目標は年齢によって変わってくるけど
目標を持つことの大切さ
目標を達成するために
変えるべきもの、変えないことの大切さ
を話されてた。
心のエネルギーを保つために
目標を持ち続けること
目標に向かって頑張ったという過去を持つこと。
そして
周りに支えてくれる家族、友人を持つこと。
これがうつ病の発症を予防できる方法。
朝と夜の話がリンクした。
目標を持ち続け、それに向けてみんなと力を合わせて生きることが
充実した人生を生きる方法なのかも
とてもいい勉強ができた一日だった。