真実の医療①からだを動かしているのは脳じゃない

僕は右脳の脳出血で
 左半身の運動障害が起きました

 脳出血を起こして
 30分後には
 歩けなくなりました。
 手が動かなくなりました。

 今まで
 何も考えなくても
 足を動かしていたのに
 その時は
 足は持ち上げることはできたけど
 歩こうと思っても
 足が行きたい方向に
 全く動こうともしないんです。

 立つことも・・・・
 左足の力が入らないので
 膝が折れてしまいます。

 今まで住んでいた世界とは
 異なる異次元の世界で
 生きている感覚です。

 そんな状態から
 リハビリの開始です。
 今まで何をするにも
 からだのスイッチを入れてたのは
 頭、すなわち脳です。
 その司令塔が指示を出せなくなった。
 脳の指示を
 足の骨の神経
 筋肉の動かし方をひとつずつに
 ちがう経路で指示を伝えることが必要になるます。

 つまり
 からだに
 筋肉に骨に使い方を教えて
 今まで無意識にできていたことを
 僕の残りの脳細胞の指示で
 歩くために
 膝を伸ばし
 かかとで着地し、つま先で蹴り
 股関節の遠心力、腰椎の推進力をも使い
 一歩一歩足を出す練習です。
 電気治療も受け
 筋肉が収縮するということ
 筋肉に動かすことを
 筋肉、神経に憶えさせ(思い出させる)ていく
 ことを毎日コツコツ続けてきました。

 これが
 リハビリのやっている大きな方法です。
 そして、リハビリのおかげで
 今まで無意識にやっていたことを
 ひとつずつ理解し、意識して筋肉に骨格に指示して
 やっと立てて、一歩ずつ足が出て
 前に歩けるようになるのです。

 自分の意志で
 自分の力で
 少しずつ歩けるようになりました。
 
 それは
 医師だとはいえ
 整形外科医の専門でもないので
 どうやって歩いているか
 詳しく習った記憶がありませでした。

 それを
 一行為ずつ
 丁寧に、我慢強く教えていただいたのは
 毎日リハビリについていただいた
 リハビリ師さんのご苦労のおかげです。

 毎日
 あたりまえと思ってやっていた行為が
 こんなに多くの行為になって
 成り立っていたことを知りました。
 ある意味
 毎日発見、学びの毎日で
 リハビリを一度も苦しいとは
 思ったこともありませんでした。

 今思っても
 自分のからだ、からだの働きを知る
 いい時間、必要な時間だったのだと思います。
  
 これも
 根気よく指導していただいた
 リハビリ師さんのご苦労のおかげです。

 リハビリがあったから
 僕は救われました。
 その根本にあったのは
 西洋医学だったのです。
 そして
 からだを動かしているのは
 脳ではないってことも気づかされました。

 そこのきづき
 僕は大いに反省させられる思いです。

 続きは・・・・次回に

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