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月別アーカイブ: 8月 2020
涙が力をくれた
入院から2週間ほど経っても
まだまだ血圧は不安定だったけど
幸い再出血の兆候もなく、
血圧をみながら
からだに負担の掛からないように
例え血圧が高めな時でも
ベット上でもできるリハビリを
していました。
毎日少しずつでもリハビリを続けたおかげで
最初は指がピクピクする程度だった左手だったけど
少しずつだけど動かせることを実感できることも
出てきました
2週間経った夜面会に来た妻に
「少し動くようになったよ」と
左手の指を曲げてみせた。
その指をみた妻が
自分の右手を差し出し
「握ってみて」と握手をしてきた
僕は左手を精一杯広げて
妻の右手を握り、ぎゅっと力を入れてみた。
握って力を込めた瞬間
妻の手のぬくもりと手の拍動を感じた瞬間
僕の左手はさらに力が入り
もっと強くぎゅうと握れたと思う。
すると
今度は、妻が
「動くじゃない。こんなに強くにぎってくれた」
と涙を流しながら、ぎゅっと握り返してくれた。
その涙が、また自分に力をくれたのか
もっと左手に力がはいり
もっと強くぎゅっと握り返すことができた。
自分だけの力だけでは
こんなに力がはいらなかったはず。
妻が
左手が動いたことを
心から喜んでくれている
応援してくれている
回復を望んでくれている。
家族の愛の力ほど強いものはない
ということを教えてくれた。
妻の涙が僕に力をくれた。
それをきっかけに
左手のリハビリも順調に進むようになり
妻の涙は
僕に目に見えない力をくれた
魔法の涙だったと思うのです。
カテゴリー: 真実の医療
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コロナ感染で死亡するのは?
コロナウイルスは
高齢者や基礎疾患がある方がかかると
亡くなることが多いと報道がされているので
コロナは死に至る感染症だと
とても怖い病気だと思ってしまいます。
実際
コロナ感染者でなくなった方の内
基礎疾患を持っていた割合は99.4%だという
報告があります。
確かにご高齢の方や基礎疾患のある方は
コロナに掛からないようにしないといけません。
が、逆に言えば
基礎疾患がないかたは
ほとんど亡くなっていないという
ことにもなります。
また、99.4%の方全員が
コロナウイルスで亡くなったかといえば
全員が全員そうではないの可能性があります。
それは
人が亡くなると
医者が死亡診断書を書きますが
その時に注意するのが
死亡に至った直接の病名と
それに至る原因の病名とは分けて
死亡診断書を書いているということなんです。
例えば
長期間肺がんを患っていて
長年の癌の治療をうけていて
全身の臓器の抵抗力が落ちしまい
最後は肺炎が起こした為に
亡くなった場合の直接の死亡診断は
肺炎又は呼吸不全
肺炎の原因が肺がんという
書き方をしますが・・・・
亡くなったかた(原因の病気はなんであれ)に
コロナウイルスが検出されていれば
直接の原因でなくても
死亡原因はコロナ感染として下さいと
と厚労省からお達しが出ているようです。
ですから
高血圧の人が
脳出血を起こして不幸にも突然亡くなってしまい
たまたま検査をしたら
コロナウイルスが検出されてしまった場合
亡くなった原因は脳出血だけど
統計上はコロナウイルス感染症でなくなったことになるのです。
末期癌の方でも
かぜをひかれても
肺炎を起こして亡くなることはまれではありません。
でも、その時は数多くある風邪のウイルスが原因が考えられますが
コロナのように追求問題視しないでしょう。
基礎疾患がある方にとって
コロナ感染だけが怖いわけじゃない
風邪も怖い病気です
だから、風邪は万病の源とも言われるんです
今回
コロナだから
多くの統計が世界中から発表され
気づいたら
統計の綾に囚われてしまって
混乱してないでしょうか?
コロナは世界的流行を来たし
まだ不明なことがあるから
色んな情報も次々にでて
不安な気持ちになりがちですが
いろんな角度から確認することが大事でしょうね。
忘れてはいけないのは
コロナウイルスも
基本ウイルスだということです。
ウイルス感染の基本に立ち返って
3密などの感染経路に気をつけ
ご自身の生活を見直し
免疫力を落とさないように過ごすことが
大事だと思います。
カテゴリー: 真実の医療
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コロナ感染症とPCR検査
連日ニュースで
コロナ感染症の新規患者さんの数が報告され
毎日過去の感染者が記録更新なんて
報道されると
誰もが不安な気持ちになってきます。
でも
落ち着いて少し客観的に
コロナ感染症の一連の報道を振り返ると
少し不思議な印象をうける点があります。
※これから先は
ウイルス感染症に関する専門家ではなく
免疫学、ウイルスの第一線から
離れている一開業医が
一臨床医個人としての一般的な意見として
読んでいただければと思います。※
全国的にPCR検査数の陽性者の報告数が
連日増えているのに
今回は重症者が増えないのは、なぜだろう?
確か3,4月は
患者数が増えると共に
重症者も増え、
医療現場での人工呼吸器、マンパワーの不足が叫ばれ
医療崩壊になりかねないので
国全体として自粛制限を強いられたと
理解しています。
今回は
感染者数は増えているけど
重症患者は増えていないので
現時点で医療崩壊の危機にはなく
前回のような強い自粛は行わないと
国は判断しているようです。
感染者数の報告は増えている
感染者は増えていると報道されているのに
本当に大丈夫かな?と
だれもがニュースを見ると不安になりますよね。
ここで、感染者数の報告増加の基礎データにもなっている
PCR検査について少し考えてみましょう。
PCR検査陽性者は・・・・
厳密にいうと
全員コロナウイルス感染者というわけではありません。
PCR陽性者は
全員コロナウイルス保菌者ということであり
つまり
コロナウイルスを発症していない人も含まれている
ということなんです。
そもそもPCR検査とは
ウイルスの遺伝子が存在しているかを判断する
とても高性能な検査です。
ウイルスの遺伝子の一部分あったり
少ないウイルスあれであっても
何万倍にも増幅させて判定します。
かすかにウイルスの存在すれば
陽性と証明できる
素晴らしい検査方法なんです。
ですが
ここで今問題なのは
コロナウイルスが一個でも見つかれば
その人は
コロナウイルス感染症を発症している
感染症者と決めていいのでしょうか?
ウイルス存在存在=感染者と考えていいのか
ということなんです。
ここで
ウイルスそのものについて考えると
ウイルスは人に寄生して
生きていく生物です。
つまり
人の細胞に寄生して
ウイルス自身が増えることができて
初めて、熱、咳、倦怠感などの
症状がでて初めて
我々も病気になった
つまり感染者を発症したと気がつくのです。
インフルエンザ、はしかなどのような
命に関わることの多い強いウイルスであっても
ウイルス1個だけなら問題ないのです。
ウイルスが存在することよりも
ウイルスの量が重要なんです。
そして
現在のPCR検査は
ウイルス量ではなく、
存在していたいたと言う証明を
している検査だということです。
ですから
PCR陽性でも
無症状な人がいるのもうなづけます。
このことは
コロナウイルスだからではなく
どのウイルスでも同じです。
PCR陽性は
ウイルスがいた証明にはなるけれど
コロナウイルス感染症とは言えないと言うことです。
でも
感染は
一個のウイルスが体内に侵入して
そこで増殖して初めて病気を発症します。
発病する人と、いない人がいるのは
どうしてでしょうか?
そこは
ウイルスVS人間との戦いが
体の中で起こっている時期があるからです。
この時期を潜伏期間と言いますが・・・・
コロナウイルスが1個でも体内に侵入すると
体内では
様々な免疫反応が起きて
ウイルスの増殖を抑えようとしています。
体の免疫力が強く
ウイルスを増殖を抑えることができれば
感染症に打ち勝ち
病気を発症せずに済むのです。
すなわち
発症するかどうかは
その人の免疫力にかかっているということを
自覚しないと行けません。
ウイルス保菌者が
ウイルス感染症者にならないためには
マスコミが報道されるような
いわゆる”夜の街”が悪い訳ではないのです。
夜の街で
睡眠時間を削ってまでお酒を飲んでませんか?
腸が休む暇が無いくらい長時間飲食をしてませんか?
疲れがたまったまま、次の日を仕事をしてませんか?
夜の街は決して悪者ではなく
夜お酒を飲むことが悪いわけではなく
あなたの免疫、体の負担になる生活を
慎みましょうっと言うことだと
理解してください。
でも、
コロナ感染症になると
重症になる?場合によっては死ぬこともある?
と言われてるからまた不安になりますよね。
コロナにかかっても
重症者になる方が多かったのはなぜ?
本当にみんな重症化してるの?
これについて
次回考えてみましょう。
カテゴリー: 真実の医療
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ゆず湯の洗礼
入院していた時
日常生活通りのことができる時に
とてもしあわせな気持ちになりました。
僕が楽しみにしていたのは
お風呂に入った時間でした。
入院したばかりで
まだ安静状態にあった入院4日目の夕方
看護師さんが部屋に来られて
「からだを洗いましょう」と言われて
「エ?まだからだも動かせませんよ」と答えると
「大丈夫ですよ」、微笑みながら
洗面器にお湯を入れて
そしてその中にゆずを浮かべ
香りのいい温かいお湯をたっぷり使って、
しばらく洗ってなかった体を
洗ってくれました。
お湯の温かさと
ゆずのさっぱりとした香りで
からだが目覚める感覚になりました。
そして
看護師さんの手のぬくもりで
心までもぬくぬくして
入院していることを忘れるぐらい
心からリフレッシュできたのを今でも覚えています。
病院には
入院患者にも
お風呂に入る時間があり
その後急性病院では
週2回シャワーの時間がありました。
そして
回復期の病院では
家のお風呂のように
湯船につかることもできました。
からだが温まると
硬くなっていたかもしれない
心も柔らかくなり
つらい環境にあっても
癒やしてくれることを実感しました。
入院してても
日常にあった生活を
させてくれる病院の計らいには
本当に感謝です。
今も憶えてます
ゆずの香りの清拭の瞬間のこと。
倒れた後、最初に実感した
生きている喜びでした
そして
今まで経験したことの無い感覚をあじわったゆず風呂。
大げさないい方かもしれませんが
赤ちゃんが最初にお風呂に入るのと同じように
新しい人生スタートを祝う
洗礼だった気もしているのです。
ゆず湯は
からだの垢を落としてくれただけでなく
僕のこころに貯まっていた垢も
洗い流してくれたのかもしれません。
お風呂で救われた入院生活。
日本人に生まれてよかったです。
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