最近耳にしなくなった言葉の一つに
「お天道様」という言葉があります。
こどもの時
「ごはんを残したり
食べ物を粗末にしたら
お天道様に申し訳ない
目がつぶれるよ」とか
「誰も観てないからといって
悪いことすると
ちゃんとお天道様がみてるよ」
なんて言われたことが
よくありました。
最近耳にしなくなった
「お天道様」という言葉ですが
僕はてっきり
太陽のことだと思ってましたが
実は
太陽のことではないことを
この年になってやっとしりました。
お天道様って
太陽のことではなく
全てのいのちの源を育む
自然の力のことを
お天道様と昔の人は呼んでたんです。
人間だけに限らず、動物も植物など
地球上の生物だけでなく
地球も太陽も
宇宙にある全ての星など
あらゆるものがお天道様の力で
生み出され育てられているのです。
科学がどんなに進歩して
人間がどんなに力をもったとしても
「いのち」を作ることはできません。
そして、昔の人は
すべてのいのちをうみだした
いのちの源流であるお天道様を
尊敬し、敬い
日々お天道様に守られ生きて、
お天道様の元にまた帰っていくこと
も知っていたのかもしれません。
お天道様のおかげで
お日様が照ってくれて
土地を肥やし、食べ物ができる
海では、魚が育つ。
我々のからだの元を作っている
今生きているのは
いのちの源の力
お天道様のおかげ。
だから
食べる前には
お天道様に感謝して
いただかせてもらう
食べ終わったら
ごちそうをいただいたと
手を合わせるのです。
すべてのものを
生み育てる
いのちの源の力
「お天道様」に誰をも感謝して
生きていかなければならないと
そのことを忘れてはいけないと
昔の人は
ちいさいこどものうちから教えてたのでしょう。
さらに
目がつぶれるの「目」にも
込められた大きな意味があるのです。
それについては次回のブログで。