脅威の免疫システムのおかげで今を生きられる

  休日のある朝
  たまたま観た
  「驚異の免疫ネットワーク」という番組。
  ちょっと難しいコロナウイルスと免疫のことを
  鮮明な画像で解説している一般のかた対象の医学番組。
  海外の放送局制作の番組のために
  全編英語、でも字幕もあるので
  映像の美しさにもひかれ
  英語と医学の勉強もかねて最後まで見入ってしまった。

  新型コロナウイルスという
  新ウイルスと
  体内の免疫力との戦いを解説していた。

  免疫学の復習もかねて
  書いてみると

  体内にコロナウイルスであれ、インフルエンザであれ
  ウイルスなどの未知の異物が体内に入ると
  体内の食細胞が
  未知の異物を発見しとらえ
  食べてしまう。
  その時に、そのウイルスなどの遺伝子を解析し
  情報を他の食細胞を共有し
  2回目以降の体内に侵入した際には
  直ちに攻撃できるように準備している。

  しかし
  ウイルスも進化し
  体細胞に発見されないように
  忍者のように
  体細胞の中に同化し偲びこんで
  食細胞の発見から逃れようとする。

  すると
  食細胞は免疫第2段階として
  侵入者の情報をB細胞という免疫細胞に
  情報を渡す。
  情報を受け取ったB細胞は
  抗体を直ちに造り
  細胞に異物が入り込む前に
  捕まえようと
  抗体を作り出して
  ウイルスなどの侵入にあらかじめ備えていく。

  この抗体を作る
  免疫力を人為的に作らせるのが
  ワクチンだということになります。

  これで
  もう、新型コロナウイルスが体内に
  侵入しても大丈夫かと思いきや
  新型ウイルスも進化し
  どんどん強力かするのです。

  今回の新型コロナウイルスでも
  多くのかたがいのちを落とされました。
  その人々の多くは
  肺に血管が血液が詰まる塞栓症が
  原因でなくなる方の死亡がほとんどでした。

  そのなくなった方の
  血管を調べてみると
  血栓の中身は
  血液とウイルスと食細胞そして食細胞のDNAだったのです。
  つまり
  免疫細胞の最後の姿だったのです。

  イメージとして
  食細胞が最後の力を振り絞って
  自滅、自爆した
  捨て身の戦法のなれの果ての姿だったのです。
  
  これを医学的に
  サイトカインストームだと言いますが
  これを起こさせないようにしないと
  いう考え方もあるけど
  僕は
  未知の予想外の相手の
  コロナウイルスによって
  身を呈して頑張って
  捨て身の戦法までとって
  闘ってくれる食細胞、免疫細胞に感謝です。
  相手がどんなに強大でも
  いつも僕のからだを守ってくれていることを
  改めて感謝しかありません。
  そこまでしてくれて
  たとえ僕がなくなっても
  責めることも、悔いることもありません。

  でも、この免疫力も
  急にできたわけではなく
  人類が生まれたという5億年前から
  様々な病原菌と闘ってきた病原菌との
  長い長い歴史の結果なんです。

  僕たちは
  このご先祖さんから引き継いだ免疫力をもらって
  現代社会を生きています。
  こんな僕たちも
  生まれたときは純粋で、免疫力は働いていません。
  しかし 
  母乳をのみ
  数々の感染症にかかりながらも
  母の愛、両親の愛、ご先祖さんの力で
  演繹力を育みながら
  生きている、生き続けられていることを知り
  生きていかなければならないということを
  コロナウイルスが教えてくれていると思うのです。

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