進路指導

  医者に憧れながらも
  医者の道を決められない少年時代。
  でも
  自分のすすむべき道を
  決断しないといけない時期が
  迫っていました。

  それは
  高校1年から2年に上がるときの
  進路指導でした。
  文系か理系を選択しないといけません。

  自分は
  英語、国語、社会などの
  いわゆる文系科目が得意でした。
  理系科目は
  教えてもらった範囲を理解して
  点数をとると言うことはできたのですが
  理科的発想、理科的応用力がない
  つまり
  科学的発想ができないことを痛感したんです。

  ですから
  理系の分野に進むのは無理。
  文系学部を選択して
  将来自分は
  語学力をつけて
  世界中の人と関わり合って
  世界をまたにかける仕事
  なんとなく
  外交官になろうと思い
  文系を選択して
  学校に進路指導を提出しました。

  でも
  文系を選択したら
  もう数学Ⅲ、物理、化学など
  習うことがないので
  理系にすすむ道は閉ざされる。
  本当にそれでいいのか悩んました。

  何回か進路希望の提出があり
  いよいよ
  最終決定と言うときに
  僕は
  今まで学校に提出した希望と選択した
  真逆の
  理系、選択科目物理、化学という
  理系直球ど真ん中の選択をして
  提出したのです。

  その時は
  医学部にいくために・・・と
  心に決めての選択でした。

  みんな
  僕は文系でのコースを歩むと思ってたので
  先生も友達もそして親も
  その真逆の選択でいのか
  僕に何度も何度も確認にしていました。

  僕は
  文系頭だから
  理学部、工学部にはいけない
  でも
  人のために働く
  医学部にいくために理系を選択するんだと
  強い決心をしての選択でした。

  その時
  決めたのは
  人のために働きたい
  ずっとずっと自分の手に職を持ち
  定年などなく
  死ぬ日その時まで人のために働き続ける仕事をしよう。
  そのための技術を勉強しようと思ったのです。
  
  僕のこの職業理念に合う仕事が
  僕には医者だという選択に結びついた瞬間でした。

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