大切なこころの交流

   昨日菅総理大臣の記者会見があり
   今年の年末年始は
   静かな年末年始をと呼びかけていた。

   例年年末年始は
   帰省して家族と過ごす方も
   多いとは思いますが
   今年は、ふるさとに帰らず
   年末年始を過ごすように
   計画されている方も多いことでしょう。

   新型コロナが流行し
   「不要不急の外出を控えよう」
   「マスク着用」
   「しっかりソーシャルディスタンスを」
   「3密防止の徹底」
   などを
   生活に取り入れるように叫ばれ
   みんなも感染を防ぐために
   頑張って努力してきましたが。

   感染は収まる気配はまだなく
   みんなの我慢も限界にきてきて
   これらの日常生活を送ることの
   弊害も見えてきました。

   これらの生活様式の変化を強いられたことで
   日本全体に広がった
   人間関係の希薄化。

   強い絆で結ばれていたはずの
   地域住民や家族であっても
   容易に近づけない
   逆に遠ざけるような
   どこか避けて、さみしい関係に
   なってきているのは間違いないでしょう。

   マスクしないで、外に出ると
   非難され
   自粛警察と呼ばれる人など
   人の目を気にして
   生きていく社会になってきています。

   お正月も
   今年は帰省しませんという
 
   ニュースをみて
   お正月の帰省は控えようと
   思ってる方も多くいらっしゃることでしょう。

   帰省えきず
   この時期しかなかった
   親族間のこころの交流の機会が絶たれ
   おじいちゃん、おばあちゃん
   おとうさん、おかあさんも
   子供や孫に直接会うこともできず
   年1.2回の楽しみを奪われ
   意気消沈される方も多いことでしょう。

   今年は、お祭りも減りました。
   そのことは
   思っている以上に
   実は日本人のメンタリティーに
   ダメージを与えているのです。

   例えば地域の盆踊りなどでは
   みんな一緒に踊ることで
   「絆ホルモン」と呼ばれる
   オキシトシンが分泌されていることが
   科学的に証明されています。
   そして、初詣も
   参拝者が神様と一体感を感じられる
   大切なイベントなんです。

   3密だから中止しようという
   理由だけで完全にやめる弊害は
   想像以上に心と体に
   悪影響を及ぼしてしまいます。

   コロナウイルスが産む
   日本人の持っていた心の分断が進まないように
   行動していかないといけないのです。

   新しい年を迎えるにあたって
   心の絆を失わない
   世の中であり続けるために
   今何をしないといけないかを考えて
   大切な一日を過ごしていきたいものです。

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