急性期のリハビリ

 最初入院した病院は
 急性期の3次病院。
 僕の場合
 脳出血の進行を止め
 脳機能を落とさないようにすることが
 まずは初期の治療の柱ととなる。

 脳出血を止める治療
 急性期だからと言って
 リハビリをしないと
 からだの機能はどんどん落ちていくので
 急性期の状態でも
 病状をみながら
 リハビリを行いました。
 でも、からだの安定が第一なので
 無理はできません。
 
 足のリハビリ
 手のリハビリと
 1回40分程度毎日行われました。

 リハビリと言えば
 血のにじむような
 歯を食いしばって行っている話が
 テレビなどで
 聞くことがあったので
 そんなイメージを持っていましたが
 急性期だからなのか
 余力を残したままで終わることが
 ほとんどでした。

 機能を回復させないとと
 焦る気持ちもありましたが
 無理はできませんでした。

 でも少ない時間でも
 からだは確実に変わって来ていることを
 実感することができます。

 「ひとりで立てた。
  杖を使って30m歩けた
  トイレにひとりで行けた
  妻と握手ができた
  グーパーができた。」
 昨日できなかったことが
 今日はできるようになっていた。
 些細な変化でも
 ぼくにとっては大きな変化。
 とても喜ばしいことが出てきます。
 もっと、もっと
 明日は動けるようになりたい。
 だから
 リハビリをもっとしたいと
 焦る気持ちもありました。

 そして
 昨日できなかったことが
 今日できるようになったのは
 ぼくのからだがそうしてくれている
 その力は
 決してぼくの意志ではなく
 動けるようにしてくれている
 第三の力があるからなんだという風に
 なぜか感じてました。

 もっとリハビリをしたい
 もっとリハビリの時間を作ってもらいたいと思った時
 病状をみながらのリハビリの卒業
 次のリハビリのステップに入ることになるのでした。

     

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