希望が力になる

 病気の時や落ち込んでいるときに
 応援されたり、励ましてもらうことは
 とてもうれしいし、励みにもなります。

 入院中、いろんな言葉をいただきました。
 特に力になったのは
 はやく良くなりますよ。
 元のように元気になると信じてますよ・・・
 みんな待ってますよ
 なんて言われる希望の言葉でした。
 そう客観的にみてそう思うのだったら
 きっとそうなるに違いないと
 単純な僕は
 言葉を信じて頑張れました。
 
 頑張れなどの現状のことよりも
 不安な未来に
 少しでも希望を描ける言葉が
 力になりました。

 入院すると
 お見舞いを・・・と心配して下さいましたが
 僕の性格から 
 わざわざ来てもらうのは
 気を使わせるし、時間もとらせて迷惑だろうし
 自分も強がってしまうし・・・など
 自分勝手な理由から
 お見舞いは基本全て断っていました。

 それでも
 突然来て下さる方はいらっしゃいました。
 恩師の大学の教授や先輩
 友人
 入院の情報は伝えないようにしていましたが
 必死で探してお見舞いに来ていただきました。

 実際に会えて 
 直接言葉をかけていただいて
 それは、それは
 涙が出そうなほどうれしかったのを
 今でも覚えています。

 でも中には面会をお断りすると
 礼を尽くそうとして
 お見舞いに行くのが義務のように 
 残念がるかたもいらっしゃいました。
 お気持ちにお応えできなくて
 その方には、
 本当に申し訳ない気持ちです。
 ごめんなさい。

 でも、実際会えなくても
 今は色んなコミュニケーション手段があります。
 メールに、ラインに、メッセージにそして手紙を使って
 お言葉をいただきました。

 その文面、言葉だけなのに
 その方の心の温かさを
 感じてジーンとすることばかりでした。

 人の言葉、特に日本語は
 自分の気持ちを言葉に載せて
 届けることができるんだと実感しました。

 そんな入院していた時の
 ことを振り返ると
 今があるのは
 自分が頑張ったからではなく
 みなさんから届けてもらった
 みなさんと描いた未来の時間。
 みなさんと一緒に願った
 心からの未来の時間。
 だから
 その希望が現実になったんだと思うのです。
 
 みなさんの希望が
 力になって形になったことに
 今でも感謝しています。

 ありがとうございました。

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