日別アーカイブ: 2021年4月21日

リハビリをする意味①

入院してからというか
  この病気になってから
  日々ずっとリハビリの毎日。
  この今を乗り切るのには
  薬は役に立たない
  あっという間に治す魔法すら
  存在しない。

  毎日のリハビリの積み重ね
  だから毎日の気づきも多い。
  こう思うのは僕だけの考えでなく
  リハビリを行ってる方々も
  同じ思いだと思います。

  そんな思いを代弁している方が
  いらっしゃいます。
  ご自身も脳梗塞で
  リハビリの思いを語っている
  免疫学者の多田富雄先生のことばを
  紹介したいと思います。

 「リハビリは単なる機能回復の訓練ではない。
  まずは、人間の尊厳を回復すること。
  そして、
  今までしらなかった能力を発見する
  創造的営み」だと
  仰ってます。

  つまり
  それまでは
  知らないうちに、歩いてたし、しゃべってたし
  それを今度は
  今までと違った神経経路
  そしてこれまでの経験を総動員して
  考え、動かす努力をするのがリハビリ。
  それが
  先生の言われる創造的営み何だと思います。
  
  そして
 「汗を流して、苦しみながら歩いていると
  生きている感を取り戻すことができます。
  リハビリは人を強くします」とも。
  
  リハビリ師さんが仰ってました。
  綺麗に歩くことを目指してたけど
  綺麗に歩くことよりも
  自分の意志で、生きたいところにいける
  自由さ大事なんですよね。と

  そうなんです。
  自分の意志で動いて
  しないといけないことができることが
  大切なんですよね。
  形ではないんですよね。

  形と言えば
  多田先生の
 「こうなってみると
  人の友情や善意がよくわかります。
  病気に倒れた友人や弟子の気持ちも
  手に取るようにわかります。
  口先だけの親切も、わかるんです」

  入院して
  面会はほとんどお断りしてたので
  多くのメッセージやお手紙をいただきました。
  同じ言葉でも
  その奥に含まれた
  書かれた人の思いを感じます。

  本当に有り難かったです。
  逆に、同じ言葉でも
  空っぽな言葉で悲しい気持ちに
  なることもありました。
  
  健康の時
  患者さんにかけた言葉はどうだっただろうか?と
  気づきや、反省する点も
  知る機会になりました。

  リハビリを通して
  日々いろいろなことを
  学ぶことができました。
  
  実際には
  まだまだありますが
  その続きは、また後日のブログで。

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