作られたしあわせ

今若い人たちの間で
昭和の時代がブームだとか。

山口百恵、松田聖子、中森明菜などの
昭和アイドルの歌が
その歌詞に
描かれる世界に憧れるようだ。
今の時代
会えない時でも
メール、LINE、インスタ,Face Bookなど
今すぐ連絡をとる手段がいっぱいあります。
でも、昭和の時代は
今連絡とりたいr時には
家の電話しかなく
本人がでるともわからず
でも、連絡したいから
思い切って電話する。
そんな
今ならもどかしいような
生活スタイルが
新鮮なのかもしれない。

そして
昭和喫茶を訪れる人も多いとか。
昭和の調度品や
クリームソーダやミルクセーキ
鉄板に乗ったパスタでなくスパゲッティなどの
懐かしいメニューが求められるとか。
若い人にとっても
なぜか懐かしさを感じるという。

そして
そのどこか懐かしい風景を
記録しようと
写真をとるのが
今の時代の楽しみ方。

写真を撮って映えるもの
つまり
写真映えするものを
喜ばれるようだ。
写真映えするものが人気だから
写真映えするものを作ろうとする。
つまり
インスタ映えする風景を
作ろうとする。

でも
インスタ映えを求めるあまり
真実の姿を感じ損ねていないだろうか?

インスタ映えする写真は
確かに一瞬心ひかれるが
なぜか、すぐその気持ちを忘れてしまうから
不思議。

その写真は
真実の姿ではなく
作られた部分だけしか
切り取られていない気がする。

世の中を見渡せば
つくられたしあわせであふれている気がする。
そのインスタ映えするしあわせを求めることで
インスタ疲れしてないだろうか?

本当のしあわせは
写真の中にはない。
写真には記録されない
この目でしか見ることのできないもの
肌でしか感じることのできないぬくもり
としか
感じられないのだと思う。

作られたしあわせではなく
日常生活の中に
本当のしあわせが光ってることを
忘れてはいけないと思う。

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