宇宙空間が
無重力であることは
みんな知っているし
その無重力がどんな状態かと言えば
からだがぷかぷか浮いたり
物も水でさえ
ぷかぷか浮く世界が
無重力だと言うことは
映像としては
見て、理解している気になっているけど
実感として
無重力が
どんな世界なのかを体験することは
難しい。
無重力の世界を体験した
野口聡一さんは
以下のように語っています。
「宇宙空間でこころが安定するポーズである
座禅を無重力空間で組んでみたのです。
人間は実は聴覚で
重力の基準をつかみますが
無重力ではそれが消え
更に目を閉じて視覚情報も消してみる。
感覚を遮断したらどうなるかを
経験しました。
「そもそも座禅の姿勢になるのが難しい。
無重力で両足を引き寄せ
手で固定しないといけないからです。
座禅しているとき、
なぜか頭が右側に傾いていく
床に頭から落ちていくと勘違いしたのです。
それは、きっと
からだには
重力の記憶があったからです。」と
記憶に支えられて
僕たちは地球上で行動していることを
知りました。
そして
「船外活動で真っ暗だと
手や足が伸びているか、曲がっているかが
感覚として不明になります。
普段は意識せずとも、
人間の筋肉が重力を感じている。
それが消えるからです」と
語られています。
つまり
地球上に住んでいる時は
肉体があるから
感じられる世界なんだ。
宇宙は地球とは全く違う世界。
もし、あの世、魂の世界が
宇宙にあるとしたら
今生きている感覚
肉体をもっている感覚が
必要でない世界なんだと
野口さんのインタビューから
感じました。
魂の世界を知る
ひとつのヒントになりました。
そして
野口さんは
肉体がどんな風に肉体を
失っていくかのヒントになることを
述べられています。
それについては
次回ブログに続く