毎週土曜日朝5時40分から10分間
NHKで放映される
「あのひとに会いたい」という
番組をいつもタイムリーで観ている。
この番組は
もうすでに亡くなられている著名人の
インタビューを紹介される番組。
この世で大きな足跡を残された方の
言葉は深く
ひと言も聞き逃せないほど
重いもの。
先日は
南沙織、山口百恵、キャンディーズなど
昭和の大歌手を育て、世に送り出した
名プロデューサーの酒井政利さんでした。
寺山修司さんgさ主宰されてた
天井桟敷でのエピソードが紹介されました。
“寺山修司さんが歌をみんなで作ろうと
50人ほどいた劇団員に提案。
みんなに好きな言葉をその場で
だしてもらって
詩人でもあった寺山さんの感性で
みんなが出した言葉を使って
ひとつの詩を作り
そして、曲は
劇団員であった小椋桂さんが
メロディーをつけて
曲を完成したそうです”
どんな曲になったかは
わかりませんが
その場の誰もが納得
感動した曲だったに
ちがいありません。
素晴らしい曲と確信したのは
人の大切な思いが
集まりひとつの結晶として
できあがった歌と感じたからです。
時代は
決して自分ひとりの力、存在だけでは
成り立たない。
その時代、その時、そこで生きている人々の
生きているエネルギーが結集して
はじめて
今生きている世界が存在しているのではないか。
街の人、様々な世代の人と接し
多くの人々と共に
人生を歩むということが刺激となり
ひとつの時代ができあがっていくのだろう。
アフターコロナの時代に
どこか人々を分断しようとしているような
様相もみられる時代に
忘れてはいけない
大切なことを教えていただいた気がします。
この番組で学んだ
人生の先輩方が残して下さった言葉に
これからもしっかり
耳を傾けて生きたいと思います
*12/4は医師中村哲先生でした
今日は奇しくも先生が銃弾に倒れた日でもありました。
先生のお言葉、教えに感謝の気持ちに朝からいっぱいです。