「天行健、君子以て自彊(ジキョウ)して息(ヤ)まず」
というお言葉を
僕の師匠でもあられる丸川春潭老師から賜りました。
この意味は、一般的には
「天地は、途切れることなく、規則正しく
健全に運行されている。
そのように君子も、自ら努め、学問に励み
人と交わり、職務を全うし
怠ることなく規則正しく健全に
行わなければとならない」という
意味にとられています。
しかし、老師の伝えたい意味には
もっと深い意味がありました。
全て、自分の心の動きだと。
今我々は
コロナ禍の中に生きています。
歴史を振り返ってみても
世界を巻き込む戦争
また日常的にも生活の中にも
大小様々の争いごともあり
こころ揺れ動くこともあるでしょう。
そして、社会においても
経済活動、受験など
人それぞれ立ち向かわなければ
ならないこともあるでしょう。
でも、
どんな時も、自分の心に従い
結果を案ずるのではなく
毎日毎時毎時を悔いることなく
今を生きよ。
そうすれば
天の運行のように健やかに
そして穏やかに過ごせるのだと
教えていただきました。
今日はクリスマスイブ。
2年前のイブは病院のベットの上にいました。
ですから
今、こうしていつものように
みなさんに自分の思いを伝える事は
僕にとってとても有り難いこと。
今こうして生きていけるいのちがあること
まさに「天行健」であることに感謝して
今日一日を精一杯生きていきます。
メリークリスマス