冬から春にかけて
熱がでることも多く
解熱剤を使おうかどうしようかと
悩まれる方も多いでしょう。
僕は
熱がでたら解熱剤を使って
熱をすぐ下げないといけないわけではない。
熱は決して
悪者ではないことをわかってもらおうと
日頃から患者さんにお話をしています。
このたび
コロナ感染症に関する本を上梓された
近藤誠先生の著書をよみました。
近藤先生と言えば
がん治療に対して
健診を受けるなとか、治療に対しても
今まではスタンダードになっていることに対して
ものいいをされる先生として有名です。
先生は正当な西洋医学を学ばれた
西洋医にも関わらず
あまりにも
歯に衣を着せぬものいいに
ちょっと売名行為かな?と思ってしまうことも
ありよくよく考えて意見に耳を傾けるべき先生だと
思っています。
ただ
今回コロナワクチンについて書かれた本で
解熱剤の使用に書かれたことに
賛同したので、ここに紹介しようと思います。
先生は
解熱剤の使用が逆効果になる
と書かれています。
熱が上がると
熱を下げないとと思う気持ちはよくわかるけど
解熱剤自体が逆効果になるというのです。
ウイルス感染では
体温が高いと
①ウイルスの活動が鈍る
②免疫システムの働きが盛んになる
このように、体温が高い方が
ウイルスの病気に対しては
有利に働いているのです。
ウイルスが体内に侵入すると
サイトカインを分泌し、
脳の「体温中枢」に働きかけ
体温を上がっているので津。
ですから
解熱剤を使って熱を下げると
ウイルスの活動が活発になって
病気が治るどころか、悪化することになる
という逆効果になるのです。
その通りですよ、先生。
みなさんも熱がでることに怯えないで下さい。
熱がでることに怯えて
熱が出ると解熱剤を習慣的に使ってしまうと
病気が長引いたり
治っ高遠もってもまたすぐ熱が出たり
することが増えているかもしれません。
熱が出るには
からだからの変化。
からだからのメッセージを
しっかり受け取って欲しいから
熱が出るかもと思うのです。