人は生きている間
病気を経験します。
病気は様々、小さい病気から
いのちを落としてしまう大病まで
様々です。
でも病気になったときに
誰もがどうして病気になったのだろうか?と
考えることでしょう。
あー、暴飲暴食など
無茶な生活を悔やんだり
あー、あのとき注意しとけば
あー、この病気は遺伝だからしかたないと
あきらめたり
全ての人が
病気になったことで
自分自身について振り返ることでしょう。
だから病気になるのは
「このままでは、後悔が残るよ。
軌道修正したほうがいいよ」という
サインなんです。
このサインをどうとらえますか?
これは、運命だからしかたない
遺伝だから治らないなど
この病気のメッセージを否定してしまうと
病気になったことは無駄に終わってしまうでしょう。
病気になったのは
「本当に今のままでいいですか?
もう一回ちゃんと自分と向き合いましょう。
そして、もし
こうじゃないんだと気づかれたら
勇気をもって、是非是非変えてください」と
あなたに伝えるためだと思うのです。
病気になったのは不幸なことだと
思いがちだけど
病気があなたがよく生きるための
チャンスを与えてくれているのだと思うのです。
病気になったことを
無駄にしないで下さい。
病気を治すだけが医者の仕事ではない。
病気を通して
良き人生を歩めるように考えていくことが
医師としての僕の使命と思っています。