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日別アーカイブ: 2022年6月10日
病気になぜなる?
病気には風邪のように
きちんと対応することで
完全に治る急性期の病気と
生活習慣病や癌のように
治療が長期にわたらないと
治らない慢性疾患があります。
こどもの場合は
アトピー性皮膚炎や喘息が疑われると
父がアレルギーがあるから・・・などと
家系にアレルギーがあるからこの病気になる
でもあきらめない
どうにかして治したいという熱意を
感じられます。
しかし
おとなになると
高血圧、高脂血症などの生活習慣病は
母も生活習慣病だった
だから、自分が高脂血症になってもしかたないと
どこか
ご自身の病気は
ご先祖からひきついだものだから仕方ないんだと
あきらめモードになってるのか
自分の病気を正当化しているようにも
思われているのか?と感じることもあります。
生活習慣病のうち両親が高血圧で高血圧になるのは
50%程度。
癌の遺伝の影響は
前立腺癌19%、大腸癌で11.3%、乳がんは11.2%、
肺がん9.9%、胃癌8.3%ともいわれ
癌に対しても遺伝というよりも
生活習慣病であるともいえるでしょう。
実際癌を予防するには減塩
運動、飲酒、禁煙をおこなうことで
40%予防できる可能性もあるといわれています。
だから
病気になりやすさには
病気の遺伝子が関与しているものばかりではないことを
覚えていけないのです。
病気になるのは
病気に「なりやすい」人が
病気に「なりやすい」環境で
病気に「なりやすい」生活習慣を送ることで
病気に「なる」のです。
ということは
病気になるかどうかは
本人のどのように生きるかが
大きな鍵を握っているのです。
僕は
病気を診るだけでなく
ここに至るまでの生き方について
一緒に考えていけたらいいと思います
カテゴリー: 真実の医療
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