毎日猛暑続き。
熱中症対策は大事。
水分補給はもちろん、塩分ミネラルの補充も意識して採って下さい。
暑いとイライラしやすくなる原因の一つはミネラル不足
最近、凶悪な事件が増えているのも
ミネラル不足も関係があるといわれています。
1990年代後半アメリカの大学で、
ネズミを2群に分け、1群は通常の人工餌、
一方の群には、ミネラル成分をぬいた餌を与え続けました。
すると、
ミネラル成分を抜いた餌のネズミたちは凶暴になり、
仲間同士で傷つけ合ったり、
飼育ケースに手を入れただけで噛みついてくるのです。
その後も様々な実験がなされ、
現在では、動物にとって
ミネラルは精神を安定させる役割があると考えられています。
人では、
怒ったり、興奮したりすると、
左右の腎臓の近くにある副腎から
アドレナリンというホルモンが分泌されます。
アドレナリンは
攻撃的に、行動的になる時に分泌され、
相手を攻撃したり、物を壊したりするといった
凶暴な行動に出る時は、
大量のアドレナリンが血中に放出される状態なのです。
そのアドレナリンの分泌を抑えてくれる働きが、
ミネラルにあります。
現代の日本人は、もっとミネラルを獲らなければなりません。
だからといって、
硬水のミネラルウォーターや、カルシウム豊富な牛乳をとっても、
ミネラル不足は解消されません。
元々日本人はミネラルが少ないと言われます。
かつての日本人食事は、
根菜、菜っ葉、山菜、豆、海藻、穀物、魚が主でした。
魚以外は全て植物です。
食物には繊維成分とミネラルからできています。
実は、
日本人は、菜食という食生活を習慣にすることで、
食物からミネラルを補充していたのです。
ですから、
日本人はミネラル不足を解消するためにも、
バランスのとれた伝統的な和食中心の食生活に切り替えることが、
ミネラル不足を解消する一番の近道でしょう。