今年は史上最速で梅雨が明け
その後も雨が降らないので
山口県でも
水不足が危惧されていたが。
雨が降らないと
生活が困るけど
雨が降ると大雨になり
川の氾濫、床上浸水そして
人の命を奪うこともあり
自然の力を見せつけられる。
どうして
こんなに自然は変わってしまったのか?
自然に対してはなすすべがないと
何もできない
自然がおかしくなってしまったら
人間はなすすべがないと
どこかあきらめムードになっている人間。
そんな時観た映画「杜人」
この映画は
環境再生医 矢野智徳さんを追った
ドキュメンタリー映画。
矢野さんは
今回の災害は自然が勝手に起こしたことではない
人間が自然の声を聞かず
川をせき止めダム、砂防ダムを作り
川の周りに堤防を作り
川の流れを変え
街中コンクリートでかためた
その結果
大地は
酸素が不足し、水が流れる道が閉ざされ
息ができず苦しんでいる。
だから
大地が深呼吸せざる負えなくなり
深呼吸したときが災害なのだと。
矢野さんは
「虫たちは葉っぱを食べて空気の通りをよくしている」
「草は根こそぎかるから反発していっそう暴れる」
「大地も人間と同じように呼吸している」
だから
風の流れをよみ
枝を払い、草を刈り
川の声、大地の状態を観ながら
川の流れを作り
大地が呼吸できるように空気穴を作っていく
すると
弱っていた木が蘇り
春にはこの世を喜ぶように花を咲かせる。
決して
自然は人を苦しめようとはしていない。
自然を苦しめているのは人間の方だ。
自然は人間と共に仲良く暮らしたいのに
人のエゴに苦しめられているのが
今の自然の姿かもしれない。
コロナも異常気象も電力不足も
今の人の営みの姿を考え直す時期に来てるかも
しれないということを教えてくれた
映画だった。
この映画のキーワードは杜
「杜」とは
この場所を、痛めず、穢さず、大事に使わせて下さい
と人が森の髪に誓って紐の張った場のこと。
今は地球全体が杜の場として
大切に共にいきていけない時代に
なってきているのです