先日
心療内科に通っても
眠れないので
困って来院された。
眠れないので
困って来院される方は
とても多い。
最近はこどもにも多く
眠れず、日中も体調不良があり
学校、会社に行けず
困り果てて
来院するケースもとても増えている。
よく眠れるかどうかのポイントは
脳の状態を考えて対応しないといけない。
薬だけ飲んでも
脳が疲れた状態が続いていると
一般的に睡眠障害が生まれる。
もちろん
深刻な悩みがあると
眠れなくなるので
その問題をみつけ
解決していただきたい。
これは医学の力では
解決できないので
解決できるように
相談にのることしかできない。
睡眠障害の原因は様々だけど
それ改善するために
脳のリラックス、休養をとること何です。
脳が休養をとるためには
色んな方法が知られていますが
芥川賞作家の辻仁成さんが
よく寝るために心がける10のことを
著作の中で書かれていて
わかりやすく、納得のことだったので
紹介します。
①全身の力を抜き
②頭を空っぽに
③後悔も野心も今は捨てて
④スマホは機内モードに
⑤ひたすら無になり
⑥灯りを消して瞼を閉じて
⑦十分やったと自分を褒めて
⑧十分な睡眠時間を確保し
⑨これでいいのだバカボンのパパをまねて
⑩生かされていることに感謝する
特に⑩を忘れないで。
来院された患者さんは
薬をもらって
一週間のうち三日は眠れていたのですが
もっと寝たいと漢方薬を希望されました。
診察し、気のバランスが悪く
それに合わせた漢方薬を処方した。
そして
お薬を渡したときに
眠れて日の朝は
眠れた日は、
その夜がどうなるか考えるのではなく
眠れたことに感謝してその日を過ごして下さいと
伝え、その日の診療を終えた。
その次受診されたとき
笑顔で診察室に入ってこられたので
悩みが軽くなったことを知り
僕も自然と笑顔がこぼれた。