今日は医学的なことではなく
最近読んだ
重松清の直木賞を受賞した
本のこと。
重松清は
山口高校を卒業したことを
何かのきっかけで知り
それまではテレビドラマ「とんび」を観て
感動して
男目線、こども目線など
他の作家とは視線が違って
いるような気がして、読んでみたい作家だったけど
なかなかどれからということがわからず
図書館でこの本が目についたので
手にした。
感想は
今読むべきの本
50台となり
悔いのない青春時代を過ごし
結婚し
こどもにも恵まれ
これから、少しずつまた
自分自身の人生に戻っていく時期に
この本に出会い
世間の父親がどのようにいきていってるのか
その姿が
生々しく迫ってくる。
色んな過去がある
家庭のドラマの主人公として生きてきた人生。
家庭の意味を考えさせられる。
作者は家庭とは
みんながそこから出て行きたい場所なんだという。
確かに
こどもの時は
ずっとコノ家庭に甘えてはいけないところ
と理由もなく思って
独り立ちの準備もした。
こどもも、ずっといたらいいのに
同じように誰に教えられるわけでもなく
独り立ちしようとしている。
そんなことができるのは
家庭がその人のしあわせしか願っていない場所だから
中にいるとでたくなり
例え出て行っても、いつでも迎えられる
そんなしあわせな場所が家庭なんだ。
でも、それは僕の経験上だけのことでなく
誰でも、どこの家庭でもそうなんだということを
この小説はおしえてくれた。
ビタミンFのFは
family father friend,fight,fortuneなどの
頭文字。
なるほど
今のしあわせの場所について
考えさせてくれるチャンスをくれる
とてもいい作品だった。
次は何を読んで
僕に何を教えてくれるだろう。