夜回り先生として
毎晩毎晩夜の街を巡回し
まさに迷い子を救った水谷修先生。
水谷先生の
「もうすぐ死に逝く私から今を生きる君たちへ」
という著書を読ませていただいた。
そこには、先生の武勇伝ではなく
救えなかった若者に対する
鎮魂歌のようにわびる気持ちを
その救えなかった若者の声を叫びを
本人に変わって声を上げている本で
こころに響く本だった。
その中で、先生は
「健全な肉体しか、健全な精神は宿らない」
と語られています。
確かに、熱があったり、からだの銚子が悪いと
楽しいことなんて考えられなくて
暗いことばかり考えてしまう。
逆のことも
嫌な気持ちで日々過ごしていると
風邪をひきやすかったり、
からだの抵抗力が落ちていることを
実感した経験もあることでしょう。
これは、こころとからだが一体であることを
示しています。
でも
最近こころが病んでいる人が多いのは
こころとからだが分離しているからではないでしょうか?
最近のこどもは
外で遊ぶことが少なくなり
塾や習い事など、学校が終わっても
自由な時間などなく
多忙な時間が続きます。
友達と外で遊ぶ時間もとれないので
スキマ時間?を利用して
ゲームやyoutubeを見たりして
ひとりで遊ぶしかないのです。
からだをつかわないけど
こころは使っています。
遊ぶ時だけでなく
人目を気にしなければならない
車に気をつけ
誰かに何か言われてないか気にして
気にしなければならないことばかり。
こころは疲れ切ってしまう。
でも、からだは全然疲れない。
実はこうした
こころとからだのアンバランスが
こころの病の大きな原因になっていると
水谷先生は書かれています。
そのために
スキマ時間を時には
ゲームをするのではなく
縄跳びしたり、ランニングしたり
からだを動かして下さい。
からだの心地よい疲れが
あなたのこころのバランスを撮ってくれるのです。