湯川秀樹先生の弟子になれたら

僕は
これまで色々な方に
お世話になって
育ててもらい今日まで生きてこれました。

でも
悲しいかな
自分は一匹狼で過ごす性なのか?
いつの時期でも感謝している人に出会っても
ずっと影響を受け続けられた人
いわゆる
師匠、メンターという方に
出会えることが少なかった気がします。

でも
実際に会ったことがなくても
いつも時期になると出会い
その時の僕にとって大きな影響を与えてくれる
いわゆるメンターという方が
二人いっらしゃることに
最近気がつきました。

一人は
日本ではじめてノーベル賞を受賞された
物理学者の湯川秀樹先生です。

湯川秀樹先生との出会いは
小さい頃読んだ伝記なんですが
その時の印象は今でもはっきり覚えています。

京都大学、ノーベル賞など
すごい先生なんだと
読んだときの感想なんですが
なぜかわからないけど
大好きな、えらい先生だと思ってたし
将来の選択を迫られたときも
理系苦手の僕にとっては
足下にも及ばないけど
頭が良ければ、湯川先生の後を継げたのに・・・
なんて
空想しながらも、今の道を選んだ気もします
そしてその後も
ずっと尊敬し続けた先生でした。

そして
今、目に見えない世界の存在を
感じながら医師をしていると
先生の晩年発表された研究「素領域理論」が
まさに
見えない世界
あり得ない世界
ひょっとしたら魂の世界が
湯川先生が理論上考えられていた世界だ
と言うことを知りました。

入院中も
なぜか先生のエッセイを読みたくなり
図書館で借りた本を読んでいました。

先生が物理学的に証明しようとした世界を
僕が信じて証明しようと歩いている世界
湯川先生が導いてくれている世界だと
直接お会いしたこともなく
先生なんて言うのもおこがましいですが
僕は、勝手に、独りよがりかもしれませんが
先生の導いてくれた道を信じて歩いている
今は
先生の弟子の末端にでもいるつもりでいます。

自分勝手な思いですが
先生に実際に会って許されるものなら
湯川先生の思いを持って生きる
弟子のひとりになることを許してもらいたい思ってます。

もし
将来先生の示された素領域の世界で
先生に出会うことができた日には
先生の理論を実践したと言える
生き方をしていくつもりです。

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