小児科学会に参加した。
学会に参加すると
日頃めったにであうことのない
患者さんのことを勉強することになるので
大変勉強になる。
先日参加した学会では
小児科医に心肺蘇生術についての
講演を拝聴した。
心肺蘇生することは
僕のような開業医レベルでは
めったに起こらないかもしれないが
絶対出くわさないわけではないから
その時に備えた準備が必要なので
今回講演に参加したのだが
その時講演の先生が
ある言葉を紹介された。
アメリカの有名な小児救急医Anna Javisの言葉
「ひとりの重症のこどもを治療するために
100人の軽症のこどもを喜んで診ます」
患者さんは、自分から
重症ですといって診察室に
入ってくるわけではありません。
例え風邪で熱でた患者さんでも
結果は軽症であったとしても
患者さんは重症かもしれないと思って
来院されます。
コロナ感染症は
こどもにとってはあまり重症化されない
ことがわかってきましたが
流行中の時は
熱がでると大変な病気かも?
とても不安な顔してこられます。
コロナの不安があっても
目の前にコロナを不安がっているのに
政治の力で
きちんと診療する環境が整っていないから
という国の方針で
診療できなくなった時代になりました。
目の前の困っている患者さんに対して
何もしてあげられない
医者の力を制限されるという
ある意味医療の暗黒の時期が
この3年間でした。
コロナの診療をインフルエンザのように
できるようになりました。
僕はいち総合小児科医ですが
「目の前の患者さんが
例え軽症のこどもであっても
喜んで診られること」が僕の今のよろこびです
☆矢作直樹先生の講演会のお知らせ
6/11(日)14時から KDDI維新ホール会議室
詳細は以下をご覧ください
https://www.santa-clinic.com/mtx/archives/1298443975/1681952684.htm