日々是好日

映画「日々是好日}を観た
この作品は森下典子さんの同名小説(エッセイ)を
元に映画化された作品。

僕は最初に本を読んでいたので
森下典子さんの
茶道を始められた経過から
茶道を通しての気づき
そしてご自身の人生の出来事と
茶道との関係を
素直に書かれた本に
すーっと心に溶け込んだ本であった。

茶道では
色々な作法があります。
その作法がただ繰り返し繰り返し行う。
行っている内に
色んな疑問が生まれてくる。
どうして、こんなことをするのか
そんな疑問を先生にぶつけてると
何も考えずに淡々と続けなさいと
教わる。
すると、あるとき
何も考えずにからだがすーっと動く感覚を
憶えたのです。

すると
自分の周りの環境に対しても
不思議な事が起こるのです。

掛け軸の字を観ると
字として観るのではなく
音として感じだしたのです。
お茶碗を触っても
ぬくもりを感じたり
水の音も温度によって異なったり
様々なことに気づけるようになり
茶道にはまっていくのです。

自分は茶道を習ったことはないけど
ただお手前をくり返すこと
そのお手前を何も考えずにできるまで行うことに
意味がある。
頭で考えることではなく
心で感じれるようになることを目指す。
それが茶道の目的だと言うことを
この本、映画を通して知りました。

○○道の奥深さを知った。

またこの映画は
樹木希林さんの遺作。
そのいぶし銀の演技にも感服した映画でした。

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