神は存在するの?~仏教からの考察~

神はいるのか、いないのか
神を信じるか、信じないかで
その人の人生の生き方は変わってくる気がします。

聖人と言われる
マザーテレサは
神の実在を死ぬまで信じていなかったとも
言われています。
キリスト教や神道には
世界創世の記述はあるけど
仏教ではこの世のはじまりについて
我々には伝わっていません。

しかし、仏教では
来世の存在
永遠に続く輪廻転生の存在
そのために今生での解脱について
説かれています。

仏教はキリスト教や神道とは
その点が一線を画している点のような
気がします。

もう少し具体的に言うと
お釈迦様の拓いた古式仏教では
あくまで、個人個人が自分に合う
修行をおこなうことによって
人生の苦悩である(生・老・病・死)を克服し
確かな安らぎの道をみつけることを
大きな目的にしています。

神のような超越者にすがるのではなく
瞑想などによる修行をすることを
推奨しているのです。
そこには、仏教の考え方に基づいています。

仏教では
宇宙のすべてのものは
過去から永遠に続く未来へと向かって
進んでいき、
その間、すべての生き物は輪廻転生をくり返していく。
つまり
すべての生物は
生・老・病・死という苦悩を
永遠に持ち続けて生き続けるのです。

その永遠に続く四苦の断ち切るために
瞑想をくり返し、解脱することを目指すのです。
そして四苦からの解放された咲くには
時間も空間も存在しない
完全なる無の世界に到達できるのです。
その無の世界に行けるのは
苦悩から解放された解脱者だけが行くことが
赦される。
今までその世界に行けたのは
悟りを開いたお釈迦様なのでしょう。

その世界には
解脱者、神のような存在の方が
いらっしゃるような気がします。

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