自分の胸に手を当てる

リハビリ病院に入院中の時から
毎日、毎晩続けていることは
一日の終わり、寝る前に必ず
目を閉じ、胸の上に手を当てて
その日一日を振り返ります。

今日という日を
一日無事に過ごせたことを感謝するけど
その日一日の自分の一日を振り返ると
いいことばかりだけでなく
反省することも出てきます。

でも
この時間はとても大事な時間に思えるのです。

大切なのは
一度立ち止まってみるということ。
都合の悪いこと
ちょっと思い出したくないような
失敗、恥ずかしいことでも
今日の自分を
胸に手を当てて正直に思い浮かべます。
今日一日のありのままの
自分の姿を振り返ります。

そこに恥ずかしさ、後悔ではなく
例え、失敗したことでも
それが次に続く
自分の成長に必要なステップの
時間であることに気づいたのです。

寝る前のそのひとときは
自分に正直になれる時間。

この時間を過ごすことで
明日への力があふれてきます。
生きる力をもらっているのです。

その時
自分の中にいらっしゃる
神様(?)のような方と
向き合ってるような気分です。

その神様は
僕を裁くこともなく
僕の懺悔、僕の苦しみを
必ずわかってくれて
そして応援してくれるのです。

そして
この自分自身の中にいらっしゃる
大きな存在に気づいた瞬間
今日を無事に生きられたことに
感謝の気持ちに包まれるのです。

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