気管支喘息発作

気管支喘息は慢性の病気、
治療をしないと発作を繰り返してしまう病気。

僕が医師になりたての時は
発作の時の治療が主でした。
特に小児喘息は、大きくなれば治る病気だと
言われていました。

でも
最近は
喘息の発作が起こってしまうと
気管支の状態が悪くなり
気管支喘息が治りにくなる。

そこで
気管支喘息の発作を起こさせない
気管支喘息で起こる
気管支の炎症を抑えることが重要な
ポイントになっています。

そのために
ステロイドの吸入、アレルギーの薬を飲んで
炎症を鎮めることになります。

でも、もし発作が起こってしまったら
発作を止めなくてはいけません。

そのためには
まずは、発作の程度を知ることが大切です。

発作の状態は大きく3つに分かれます。

①小発作とよばれる
軽くヒューヒューいうけど、元気に普通に生活できる
②中発作
ヒューヒュー、ゼーゼーが強くなって
話す時、辛かったり、食欲がなくなったり
少し呼吸困難な状態があります
③一番ひどい大発作
息苦しくて、動けない、横になれない
肩や身体全体を使って息をしている。
顔色が悪い

などの状態で治療が異なってきます。

発作の時の治療は
気管支を広げて、しっかり痰を切るために
吸入、内服薬、注射をします。

気管支喘息の発作で
一番困るのは、
気管支喘息の発作が夜間から朝方に起こることが多いこと。

ですから
昼間に咳が出ている時に
発作ではないか、病院で確認して
きちんと治療を受けておくことが
まず大事です。

そして、もし、夜中発作が出てしまった時は
水分をとって、痰が粘っこくならないようにする
衣服をゆるめる
発作の時は、あおむけに寝ると息苦しいので
布団やまくらを抱えて背中を丸めて横になると
楽になることがあります。

また、ゼーゼーしてても
眠れているようであれば
そのまま様子を見ていても大丈夫です。

ただ、
ゼーゼーしていて眠れない
息が早くなり胸がペコペコしている
顔色が悪ければ
夜中でも病院を受診しましょう。

喘息発作は
何もしないと必ず発作は起こします。
発作を起こすと
呼吸困難を起こし、とってもつらい病気。
ですから
発作を起こさないように
日頃から注意しておくことが
気管支喘息の発作で
あわてないための方法です

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