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年別アーカイブ: 2023
自分を孤独にする時間を作る
人間はもともと
ひとりでは生きていけない。
だから仲間と力を合わせて
生活だけでなく
自らのいのちを守り、生き残ってきた歴史がある。
現代では
命を脅かすことは少なくなってきたとはいえ
ひとはひとりになること
孤独になることを怖れて生きている。
誰かとつながっていると
安心感が得られる。
その人間の深層心理を刺激して
発達してきたのが
インターネット、SNSの世界です。
SNSを利用することで
ひとりでいたとしても
情報を得ることもできるし
自分と同じ価値観も共有できるし
誰かとつながっているという
安心感が得られます。
でも
そのつながりは、真のつながりではないので
心から満たされることはないので
結局は心身は疲労し
精神状態がどんどん蝕まれていってしまう。
そんな仮想空間から
抜け出せなくて悩む若い人が
多くいらっしゃいます。
そんな時は
思い切って
スマホのスイッチも
パソコンのシャットダウンして
ひとりになってみるといい。
そして
周りからの刺激を
一切遮断して
ひとりになってみましょう。
静かな場所で
そっと座り目を閉じてみましょう。
そしてゆっくり息をしてみましょう。
息を吸って・・・吐いて・・・
をくり返していると
聞こえてきませんか?
心臓の鼓動が
空気が、血液が、ぬくもりが
あなたのからだを巡る音が聞こえてきませんか?
感じられるのは
さみしさではないはず
自分のいのちをささえてくれている
内なる力を感じてきませんか?
あなたは決してひとりではないのです
もし、あなたが心身ともに疲れたときは
世間の目も気にならない
自分が初心に戻れる場所を作っておくことを
お勧めします。
☆ 当院でもインフルエンザワクチンの接種を開始しています。
今期はすでにインフルエンザの流行が始まっています。
接種ご希望の方は体調がいい時早めに接種しましょう。
またすでに罹患した方も
インフルエンザにはB型もあり接種できます。
詳しくは以下をご覧ください
カテゴリー: 真実の医療
自分を孤独にする時間を作る はコメントを受け付けていません
投資するのは「お金」か「時間」か
何かに投資をするときに
考えないいないといけないのは
その投資につぎ込むのは
「お金」なのか「時間」なのか
例えば、
知識を増やすために本を読もうと思ったとき
お金を使おうと決めた人は
欲しい本をネットや本屋で買うのが投資。
時間を優先しようと決めた人は
図書館に行くことでしょう。
健康になるために
お金を使って・・・・と考えれば
ジムに入会したり
パーソナルトレーナーにお願いすることを
選択でしょう。
時間を使って・・・・と考えれば
休みの日や仕事前や後に
講演でウォーキングしたり
ジョギングすることを選択するでしょう。
投資する時
お金を使うか時間を使うかは
目的、達成までの時間など様々な条件が加わり
ひとりひとり、その目的でも
異なることでしょう。
ただ初めてのことに
チャレンジしようとするときには
お金より時間を優先した方がいいでしょう。
なぜなら
「時間」はその人の意識することで
捻出することができるけれど
「お金」は労働することによって得るという
対価であること。
ですから、お金には
自分の行動に対して責任が重くのしかかるので
より結果を求めてしまうので
どれだけも目的意識があるかにかかってきます。
投資するのは
あなたに何をもたらすかを
しっかり描いて、その後の手段として
お金をかけるか
時間をかけるかを選択すればいいです。
☆ 当院でもインフルエンザワクチンの接種を開始しています。
今期はすでにインフルエンザの流行が始まっています。
接種ご希望の方は体調がいい時早めに接種しましょう。
またすでに罹患した方も
インフルエンザにはB型もあり接種できます。
詳しくは以下をご覧ください
カテゴリー: 真実の医療
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一隅を照らす生き方
一隅を照らす生き方とは
ひとつの灯火を掲げて
隅を照らす生き方をすれば
社会も国も
そして何よりも自分も益々明るく照らす
光になるという意味です。
しかし、人は
自分のことは棚に上げて
他の人のことを批判しがちです。
SNSで炎上する
社会でも憂さを晴らすように嫌がらせをするなど
目に余る行動が目につきます。
だから
一隅を照らす生き方をしようと
決意することは
今の時代にとても大切なことと思えるのです。
でも
そう生きようとしたときに
耳元でこう囁く声が聞こえてくるかもしれません。
「僕のような無名の人間が
いくら頑張って見たところで
世の中はかわりはしない」
「私のような無力な人間が
ひとりで頑張っても
どうにもならない」と
いう自分の中の心の声が聞こえてくるかも
しれません。
一隅を照らす生き方をするためには
そんな声と戦い続けなければなりません。
一隅を照らす光になるためには
隅を照らすこと
つまり
自分の生きている場所で
最高最善の社会に役立つ
仕事をしていきていくこと。
その小さな灯火が
国の隅をも垂らし
国や社会全体を明るく照らす光になるのです。
みんなで一隅を照らす生き方を
実践していきましょう。
☆ 当院でもインフルエンザワクチンの接種を開始しています。
今期はすでにインフルエンザの流行が始まっています。
接種ご希望の方は体調がいい時早めに接種しましょう。
またすでに罹患した方も
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詳しくは以下をご覧ください
カテゴリー: 真実の医療
一隅を照らす生き方 はコメントを受け付けていません
Winny事件が今我々に伝えたいこと
20年以上前のことだろうか
世の中でWinnyというソフトがあって
その時はウイルスかどうかで
開発者が逮捕された・・という事件が
あったことをぼんやり憶えていて
今回そのWinny事件の裁判を追った
ドキュメンタリー映画が公開されたと言うことで
映画「Winny}」を観た。
Winnyとは、ひとりがファイルを開くと
Winnyを通してあっという間に
広がってしまい
重要文書も音楽ファイル、映画も
あっという間に広がってしまう。
使う側にとっては便利だけど
重要な文章もあるかもしれない
音楽を映像を作った側の著作権は守れない。
だからWinnyを一種のPCウイルスととらえて
報道を視ていたのを思い出した。
しかし
Winny事件そして裁判には
ほとんど興味がなかった。
今回の映画は
Winnyを開発した金子勇氏が
このソフトを作った意図が
著作権侵害ほう助に当たるかどうかを
争った裁判を追った
ドキュメンタリー映画だった。
開発者の金子勇氏は
便利なソフトを
みんなが喜んでくれる
ソフトを作るに喜びを感じていた
その思いが裁判を通して伝えられるかを
描いていた。
その裁判には
大きな権力が背後にある。
だから、結果ありの裁判に
屈しない映画。
そう言えば
その時の首相が
このソフトを使わないように行っていたのを
思い出す。
実は
国がひた隠しにしている重要文書が
広まるようになるのを
恐れていたのかな?と思ってしまう。
そして
Winnyを開発した金子さんは
ただ便利な者を作りたいと
純粋に思ってただけなので
著作権を侵害しようとか
ウイルスのように
恥部を晒そうなどの意図はなかったのだろう。
問題になったのは
悪を隠そうとしていること
作品に対して敬意を表さない
人々が実際にいたから
大きな問題になったのだろう。
そう言えば
映画出演者が事件を起こしたときに
作品には責任はないなんて言われますよね。
便利なものがあるときには
それを扱う人が
どんな思いで、どんな目的で、どんな風に
使うかが問題。
そう言えば
自分のからだに対しても
病気になったとしても
からだには何の責任もない
問題なのは
からだを使ったその人自身の
使い方が問題なのだから。
便利なものを
しあわせに使ううことを
考えていけないと
この映画を観て思いました。
☆ 本日から当院でもインフルエンザワクチンの接種を開始します。
今期はすでにインフルエンザの流行が始まっています。
接種ご希望の方は体調がいい時早めに接種しましょう。
またすでに罹患した方も
インフルエンザにはB型もあり接種できます。
詳しくは以下をご覧ください
カテゴリー: 真実の医療
Winny事件が今我々に伝えたいこと はコメントを受け付けていません
カルマから脱却して生きるには
人がこの世に生をうけて
生まれてきたのは
前世までの悪い罪、穢れ、カルマを
解消するためだ・・・と
仰る方もいらっしゃいます。
カルマをもって生まれてきたかどうかは
実際には確認する方法はありませんが
自分の中にある
嫌な自分を感じることはあるでしょう。
自分の中にある
嫌な自分に気づいても
嫌な自分を変えるために行動することは
中々難しいものです。
でも
実際にはカルマを解消する機会は
人生の中で訪れるし
日々の過ごし方の中で
カルマを解消することができます。
カルマ解消の2つの方法をお伝えしようと思います。
カルマ解消のきっかけ一つ目は
大病、会社の倒産など
「もうこの世にいられなくなるのでは?」と
思うようなことを経験したとき。
その経験が、これまでの生き方を変える
気づきと変える行動する
チャンスになります。
また大きな災難に遭わなくても
日々、繰り返し、繰り返し
自分自身の行動について反省することです。
繰り返し、繰り返し反省を続けていると
その反省の意識は
潜在意識を刺激します。
潜在意識が、人間の人格を決めるのに
大きな部分を占めていることがわかっています。
ですから、毎日反省すること
こうなりたいと思い続けること
大好きな言葉を口にすることで
あなたという人格は
変わっていき
なりたい、ならないといけないあなたに
きっと変わっていくでしょう。
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
上梓させていただきました。
この本で記した僕の経験が、思いが
医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
ひとりでも多くの方のお役に立てることを願うばかりです。
Amazonで購入できます。https://amzn.asia/d/3kIDJaR
カテゴリー: 真実の医療
カルマから脱却して生きるには はコメントを受け付けていません
6つの精進で素晴らしい人生を
稲盛和夫さんは、生前トップリーダーとして
経営学だけでなく
大切な生きる道を語り
多くの著書を遺されています。
仏教にも帰依された稲盛さん
6つの精進を行うことで
運命が開かれると仰っているので
紹介しようと思います。
※精進とは努力を行うことです。
ひとつめは
誰にも負けない努力すること。
こうなりたい、こうなろうと強く思うなら
その目標に向かって努力はできますよね。
2番目は
謙虚にしておごらずということ。
頑張って、目標を手にすると
その達成がいかにも
自分だけの力で成し遂げたことのように
思ってしまいがち。
でも、もう一度
これまでの道のりを振りかえってみませんか?
あなたのことを支えてくれた人の
顔が目に浮かびませんか?
あなたを応援してくれた大きな力の存在を
感じいませんか?
そしてあなたの才能は
お金もうけなどの自分のためではなく
世のため、人のために使いましょう
そして
日々その日を振り返り
反省する時間を作りましょう。
反省をくり返すことで
利己、自我を払拭できるのです。
人間は抑えても、抑えても
欲が湧き上がってきます。
欲を抑えるためにも
日々の反省、振り返りは大事なのです
4番目は
そして、反省しているときに
今日一日生きることができたことに
感謝しましょう。
毎日感謝して
日々しあわせを感じるためには
「足るを知る」ことだと
稲盛さんは行っています。
あれがない、これがない
あれが欲しい、これも欲しいという思う前に
今生きていることに感謝できれば
今あることで十分だ
つまり、足るを知るにつながるのです。
そして
今に感謝をすることができれば
次に感謝の行動に出ると思います。
善行、利他行を自然に行えるようになります。
そして
その行動を阻止しようとするのは
将来への心配、不安
周りの妬み、嫉妬、羨望などの
ある意味人間的とも言える
感性的な悩みです。
ですから、感性的な悩みをしないようにする
ことです。
この6つの精進は
意識して努力を行った先に
知らないうちに運命の扉が開かれているのでしょう
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
上梓させていただきました。
この本で記した僕の経験が、思いが
医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
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カテゴリー: 真実の医療
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吐いた時どうする?
吐いた時、
「脱水にならないように、水分をとらせないと」思い
おこさんも口の中が気持ち悪いから、
「お水を、お水を」と訴え、コップに飲み物を入れて渡すと
お子さんは、ゴクゴク飲んで・・・・
飲んだ途端にゲボッと戻して
またあわてて、水分を与えてしまって嘔吐をくりかえし
気がつくと、脱水が進行して、おこさんはぐったり
あわててしまったって経験ありませんか?
吐いてるときは
脱水にならないように
確実に水分を取らないといけません。
でも、あわてて飲ますと
かえって嘔吐を繰り返すことになります。
だから、
吐いてる時の
水分の取り方ってとても大切です。
こどもは吐いた後、再度吐きやすいので
吐いてしばらくして時間を空けて(30分~1時間)
吐き気がしっかり落ち着てから
水分を与えましょう。
水分を与える時も
一気に飲むと、吐くまで飲んじゃうかもしれません。
コップで手渡しにするのではなくて
常温のものを、スプーンかお猪口で
一口ずつ、ゆっくり、ゆっくり
吐き気が来ないかどうか確認しながら
飲ませて上げてくださいね。
吐いてるときの水分の与え方は
”少量頻回”が
少しずつこまめにが基本です。
水分だけでなく塩分の補給も必要です。
できれば、“OS-1”や“アクアライトORS”などの経口補水液なら
水分も塩分もバランスよく補充できるので、お勧めです。
吐き気が治まって、水分を取れるようになったら
病院でもらったお薬を飲ませましょう。
お薬も吐いてる時は飲めないので、
あわてて飲ませないで下さいね。
水分もとれるて、お薬が飲めたら、
やっと食事です。
食べるものによっては、またゲボってするかも。
ですから、最初は
少なめの量で、消化の良いものを食べさせて上げてくださいね。
ここまできて
嘔吐もおさまってたら安心です。
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
上梓させていただきました。
この本で記した僕の経験が、思いが
医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
ひとりでも多くの方のお役に立てることを願うばかりです。
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カテゴリー: 真実の医療
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天国への手紙
前回のブログで紹介した
チャイルド・ライフ・スペシャリストの続きです。
チャイルド・ライフ・スペシャリストの
第一人者とも言える
藤井あけみさんが
著書の中で
次のようなエピソードを紹介しています。
入院しているこどものみんなで
手紙を書こうと計画していました。
宛名は誰かにするかは
当日発表することにしていました。
その手紙は
天国に送る手紙。
宛名は最近亡くなったお友達に宛てて
書くことと藤井さんは決めていたそうです。
その計画を聞いた
主治医が、それを書くことは無理だよと
仰ったそうです。
なぜなら、こども達には
そのお友達は退院したと伝えているのです。
退院したので病院にはいない。
退院先は・・・家と考えるのが
こどもたちは思うでしょう。
僕も小学生の時
学校帰りに祖母のお見舞いに
病院に行ったとき
病室にいるはずのベットは空っぽ。
看護師さんに聞くと
退院して、おうちに帰ったよ・・・と
教えて下さいました。
あれ?急に元気になって帰れたんだ。
良かった・・・と思って帰ると
祖母が亡くなったことを知ったのです。
医師になってからも
亡くなったとき、おうちに帰ったよ
という言い方をして
はっきり亡くなったなんていいませんでした。
それは
死は終わりを告げることであり
医療者としての敗北を意味するから
でしょう。
ですから、死亡なんて口にできないのです。
こどもたちの
治療する勇気を削いではいけないと
思う気持ちもありました。
死=終わりと当時は考えたからです。
今は、死=終わりではなく、帰ると
言えると思います。
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
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のどをみる
熱、せき、鼻汁で
受診される患者さんが多い小児科では
必ずのどを診ます。
口の中を開けてもらって
のどをみると
色んな事がわかるんです。
のどが全体的に赤かったら
ウイルス性?
扁桃腺が腫れていて
白い膿がべったりついてたら
細菌性の扁桃炎かも?
口内炎のようなものができたら
ヘルペス、ヘルパンギーナ、手足口病
はたまた水ぼうそう・・・?
頬にざらっとした発赤があったら
もしかして
はしかかもしれない
などなど
のどを見ると
色んな情報を伝えてくれます。
のどを診ることの重要さが
伝わったからなのか
最近、
”のどが赤いです”
”のどに白い物がついています”
診察前に所見を教えてくれることがよくあります
”のどが赤いので受診しました”
と言ってあわてて受診される
お母さんがいらっしゃいます。
でも、実際診察すると
それほど赤くないことも
白い物って、どれだろう?
とはっきりしないこともよくあります。
実際、のどの所見って
人それぞれなんです。
風邪をひいてても
のどが赤くなっていない人もあります。
これから、変化しそうなみずみずしいのどだったり
乾燥して赤くなっている
その日の状態も色々教えてくれます。
同じ人でも
診るたびに違っています。
のどの所見は刻々と変化して千差満別です。
だから
のどの所見だけで
全てが決まってるわけではないんです。
症状、全身状態、リンパ節、聴診など
様々な情報をもとに
たとえ風邪であっても総合的に診断しています。
だから
のどが赤くても、あわてないでくださいね。
また
のどが赤いと
のどが痛いんじゃないかと思ってしまいます。
おとなであれば
風邪をひけば多少はのどは痛くなることは
経験されることがよくあります。
ですから
のどが痛いと
食事がとれない?眠れなくなる?など
心配なことが次々浮かんできます。
そこで
”のどが痛くない?”と
思わず聞いてしまいますよね。
こどもって経験や知識が乏しいので
”痛い”と聞かれれば
”痛い”と単純に答えてしまいます。
”痛い”と思っても
食事もしっかり食べれて、
普通におしゃべりしたり、笑ったりしてたら
大丈夫。
そっと、見守ってあげて下さい。
痛いと聞くと
素直に”痛い”と答えてしまうのが
こどもですから
のどを診せるって
おとなでもこどもでも
結構みんな苦手です。
お家でのどを無理して診る必要はありません。
のどの情報は色々教えてくれるけど
のどの所見と同じくらい、
いやそれ以上に大切なのは
お家で
どんな症状がある?
ごはんを食べてる?眠れてる?
ご機嫌に過ごしているって
ことですから
そのことを
是非診察室で教えて下さいね。
のどが赤いと言われても
あわてないでください。
それよりも
大事なことがあるってことを
忘れないでくださいね。
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
上梓させていただきました。
この本で記した僕の経験が、思いが
医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
ひとりでも多くの方のお役に立てることを願うばかりです。
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カテゴリー: 真実の医療
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チャイルド・ライフ・スペシャリスト
病院に入院中のこどもたちの生活を
精神的にサポートする
チャイドル・ライフ・スペシャリスト
として働いている方がいらっしゃる。
僕が研修医をしていた
大学病院でも
白血病などの腫瘍性疾患に罹患して
長期に入院を余儀なくされる
こどもたちが
必死で治療を受けていた。
僕の努めていた30年ほど前は
院内学級があったり
クリスマスや七夕などのイベントを
計画することがありました。
学校に行けること
イベントに参加したときの
こどもたちの満面の笑顔が
30年経った今でも
はっきり憶えています。
でも
治療の状況によっては
学校にも行けないし
イベントにも参加できないこともあります。
また
イベントなどは
長い入院期間中の
ほんのわずかな穏やかな時間と言えます。
その他の時間
自由に過ごせる場所は
畳一枚分ほどの
ベットの上しかりません。
付き添いの親は
寝るベットもありません。
食べるものも制限されてたり
不自由な毎日のはずでした。
そんなこどもたちと一緒に過ごすことが
研修医の大きな役割。
ですから
めまぐるしい医療の合間に
担当のこどもたちの元に
足蹴くまなく通っていました。
そんな過酷な状況を改善しようと
付き添いの方の過酷な生活状況を
改善するために
マクドナルドハウスという
家族のための宿泊施設が
できたり・・・・
僕の30年前よりは
入院環境は改善しているでしょう。
しかし、肝心のこどもたちの生活は
おとなでも苦しい
生活の制限を強いられているのは
間違いありません。
そして、
最近テレビのドキュメントで
こどもの病気の精神的サポートを行う
チャイルド・ヘルス・サポートの方が
常に病棟にいて
こどもたちの治療を受けるこころの支えに
なっている方がいることを知りました。
採血をはじめ治療は
こどもたちはしないといけないことが
わかっていても
実際、怖いし、痛いし・・・・したくないという
気持ちが必ずあります。
泣きわめいて、叫びて検査室に入ってきた
こどもたちの泣きはらした顔を見ると
絶対にこのこどもたちのために
いい検査、治療をしようと決意をし
全身全霊込めて治療をしていたことを
思い出しました。
そんな時
なるだけ恐怖の時間を少なくしようと
検査、治療の告知は
言うのをためらうことも多々ありました。
もっとじっくり、説得する時間があれば・・・と
過酷な業務に追われながら
心苦しく思っていた若き日のことが
思い出しました。
そんな時
24時間常に
必要であればこどもたちの側にいて
こころの支えになっていただける
チャイルド・ヘルス・サポーターを言う方の
存在はどんなに大きな存在だろうと
一緒に働いたことがなくても
ありがたい
病棟のマリア様のような存在なのでしょう。
そんなことを考えながら
テレビを見ていたとき
こどもたちに検査、治療を
納得できるまで説明できなかった自分の
未熟さを思い出しました。
今は、こどもたちにもっと向け合えるように
なっているかな?
研修医時代に出会った
こども達の顔が浮かびました。
「先生、先生らしく頑張ってるよ。
でも、まだ、逃げてることない?」
「え?なに?
逃げてること?」
「検査、治療、その先にあることだよ。
今があるのは何のため?」
「あ、それは
逃げてた・・・」
続きは次回ブログで
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
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医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
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