静寂から音楽が生まれた

久しぶりにピアノコンサートにでかけた。
演奏者は
2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクール
第2位を授賞したアレクサンダー・ガジェヴ氏。

世界最高のコンクールで入賞し
実際にその時のライブを聞いても
その実力は折り紙付き。
実際にどんな演奏されるのか
とても楽しみにして会場にはいった。

演奏が始まる前に
ガジェヴ氏のメッセージがあり
会場全体が暗くなって
2分間の沈黙、つまり静寂の時間を作った。
その静寂の時間から
世界が生まれるように
ピアノの音が奏で始まった。

美音、まさに美音
美しい音楽の世界に出くわした。
その後は
美音の世界に包まれ
自分の心がどんどん浄化されていくのを
感じた。
音の力は確かにある。

音の力?
そう言えば、坂本龍一さんは
「僕は音楽に力があるという言葉は
嫌いだ。
なぜなら、音楽に力があるのではなく
その音を感じた私たちの力が
そう感じさせるのだ」と
いう言葉が蘇ってきた。

なるほど
音を感じる力を感じながら
僕は生きていることを感じることができた
コンサートだった。

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