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“生きる”意味はいつの時代も変わらず
黒澤昭監督の昭和27年制作の映画
“生きる”を観に行きました。
昭和27年といえば
日本中が戦後復興に向けて
国民一致で頑張ってた時代。
そんな時代の中
復興の牽引力となったであろう
公務員としてまじめに30年間勤め上げた
主人公が
胃癌に罹患し
今までの生き方を振り返り
残りの人生の時間を
悔いなく生きようとみつけたものは・・・
という映画だった。
現代に生きるものとして
死を直面しなくても
生きる目的を探し
それが許される時代に生きている我々。
でも
昭和27年と言えば
多くの人々が
国のため、家族のために
まさに命を捧げ、今の僕たちを救ってくれた
ことの想いが
まだ生々しい時代に
自分らしく生きたいと言えただろうか?
気づけただろうか?
この映画は黒澤監督の
その時代に既にあった
官僚主義や名誉欲に荒んだ社会を批判
した映画にもとれるので
きっと公開当時は
みな驚いた内容に違いない。
そういう意味で
黒澤明監督のすごさを感じた。
また
今の自由に生きているのは
多くのご先祖様の苦労があったからだと
しみじみと感じさせてくれた
名作の映画だった
愛ある医療
医療は、
苦しんでいる方の
体を肉体を癒すためにあります。
でも医療だけで
人を癒すことは
できません。
これまで
病気に苦しんでる人の前で
医療では癒すことができないんだと
悩むこともありました。
特に
死を目の前の人の前では
どんな高度医療も延命治療も
無力です。
そして
からだだけが癒されても
心から癒されないと
本当に癒されたとも言えません。
医療を施したから
人は癒されるとは限らないのです。
目の前の人を癒せる力のある医療
それは
目の前の患者さんのことを思う
愛情という心のこもった
医療技術や知識なのだと思います。
愛情ある心から出た言葉は
言霊となって
目の前の人を包み癒してくれます。
愛情から出た行動は
太陽となって
目の前の人の心をそして体も
温め癒してくれるのです。
いのちがあるものすべてが
大切な存在です。
だから
目の前のあなたは
大事な人なんです。
“どうしてもあなたに生きていて欲しい”
“どんな時もあなたは必要な人なんです”
と思う気持ちを伝えることが
生きる力になるのだと思います。
生きているだけで120満点なんです。
生きていることに価値を見出すための
お手伝いをするのが
医療の目的。
真の医療とは
“愛ある医療”
そこに僕が目指す医療があります。
☆年始から大変な災難に合われ
苦しんでいらっしゃる方もいらっしゃいます。
自分は直接災害にはあっていませんが
災害に合われた方の気持ちに寄り添い
愛のある気持ちが多く届けたい、届くはずだという思いで
今日を過ごそうと思います。