地球の環境は
微妙なバランスの上に成り立っています。
1991年にアメリカにおいて
「バイオスフェア2」という実験が行われました。
これは
地球の環境が破綻したときに備えて
巨大なガラスドームの中に
空気や水、土壌とともに
3800種類の動植物を持ち込み
外界とは完全に隔離された「生態系」を
人工的に創り出し
その生態系を人間の生存に適した状態に
制御しようとする実験が行われました。
結果は・・・
酸素濃度の低下や生物の死滅
虫の大量発生などの問題に直面し
2年間で中止になっています。
地球の生態系は
科学だけでは説明できない
微妙なバランスで成り立っていることが
この実験が示しています。
今地球の生態系はどうなっているのかという視線で
地球全体を眺めてみると
もちろん地球の環境自体も
今までに経験したことのないような
状況になっているような気がします。
生態系が崩れ始めているのは
自然の生態系だけではない気がします。
いまもなお、異なった人種、異なった民族
異なった国家、異なった宗教が
互いに争いを続けている
地球上の人類。
地球上の80億の人間の心のバランス
「心の生態系」があるならば
そのバランスは崩れそうな
危機的な状況にあるのではないでしょうか?
地球の環境を憂えると同時に
自分たちも確実に関与している
自分の周りの人のバランスが影響している
「心の生態系」について
真剣に学び、行動しないといけない
時期にきていると思うのです。