この春
アレルギー学会主催の
アレルギー講習会に参加してきました。
この講習会は
学会でいう知識の最先端を報告というより
新たな知識、技術を
医師に伝えようとするのが
主な目的。
今の臨床的に新しい知見は
毎日のように発表されています。
その中で、よりエビデンスがはっきりしてきたもので
もっと臨床に使ってもらおうと
始まった研修兼学会なのが
この講習会。
僕が今とても興味があるのは
免疫療法という
スギやダニアレルギーを持っている人に
抗原を投与して
免疫を高めようというもの。
この治療は
経口でできること
5歳以上のお子さんからできること
アレルギー性鼻炎にしか適応がないが
この治療を行っていると
喘息などのアレルギーマーチの進行を
遅らせるのでは
・・・など実際臨床に導入したい内容。
ただ
最低3年は続けなかったり・・・
ちょっと患者さんにとっても根気のいる治療。
特にこどもの場合は
なかなか継続が難しいという
現場の声が聞こえてきた。
そんな中で
登壇された小児科の医師が
こんなことを話してくれた。
こどもにも治療を選択する権利がある。
だからしたくなかったら
しなくてもいい権利はある。
でも、その前に
保護者だけでなく、こども独りひとりにも
なぜその薬が必要か
それを飲むことでどんな未来が待っているか
こどもにわかるレベルではなしましょう。
例え、赤ちゃんでも
ちゃんときいてくれますよと。
本人が納得してくれれば
継続治療だって可能。
これは舌下治療に限ったことでなく
全ての小児科医へのメッセージだと受け取った。
この講演の中で
こどもは、小さなおとなではない
という言葉がこころに残った。
☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。
どうもありがとうございました。
今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
ご報告させていただきます。