年をとると
なりたくない病気のひとつに
アルツハイマー病や認知症がある。
年をとると物を忘れやすくなったり
物事を憶えられなくなる。
これを人は老化の仕業と考えるから
年をとりたくないと考えてしまう。
でも、病気になるのは
病気なりの意味があると考えると
認知症になるのにも
大切な意義がある気がしてくる。
アルツハイマー病や認知症と診断されたかたは
じつはありのままの自分を
さらけ出して生きている姿なのかもしれません。
世間体など気にせず、自分らしく生きようとする姿が
周りから見ると
異様に見えてしまうのかもしれません。
自分に正直に生きようとするので
周りとの軋轢が生じ
傷つきやすく、感情のバランスもすぐ崩れてしまう。
これまでと違う人になったように
周りの人は受け取るので
人が変わった、人格の病だと思ってしまう。
でも反対に考えると
世間体を気にして、本音と建前を
正しく?使い分けている僕たちの方が
問題であるのかもしれない。
アルツハイマーになると
自由すぎてこれまでの姿が変わることに
周りは悲しみ、元に戻って欲しいと願う。
そこで、忘れてはいけないのは
認知症になっても
わたしはわたしであり
世界に二人とはいない唯一の存在なのです。
感情だってある、もちろん自尊心も備わっていることを
忘れてはいけないと思いうのです。
☆5/19「どう生きてどう死ぬか」の出版記念講演会
&ヴァイオリン&ピアノコンサート
多くの方にお越しいただき
無事終了することができました。
みなさんの温かい気持ちに支えられた時間でした。
どうもありがとうございました。
今回のコンサートの収益の一部を
赤い羽根共同募金を通して
能登地震復興支援のために102205円を寄付したことを
ご報告させていただきます。