日別アーカイブ: 2024年5月31日

こどものほうへ

八木重吉の詩に
「てくてくと
こどものほうへ
もどってゆこう」
という詩がある。

この詩を作者が
どんな心境で書いたかはわからないけど
年取った姿が目に浮かぶ。

その人は老人で
シワシワの顔だけど
穏やかな表情で眠っているよう。
その日に焼けたシワの多い顔、手から
きっと、家族のためにはたらいてきたのだろう。
時折、ベットの横に
幼いこどもがくる。
そして、お母さんに
おじいちゃんの好きな春の小川を謳ってあげてと
促されたこどもは
素直に、おじいちゃんの耳元で
春の小川を歌い出す。
すると
その老人は何かを思い出したように
遠くを見つめ
言葉にならない雄叫びのような
大きな声を上げだして
その声を聞いてびっくりして
家族が集まると
安心したように
穏やかな表情で眠るように・・・
寝息をあげるのです。

人は
こどもとして
あの世に帰っていくのかもしれません。

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食の黄金ルール

現代ほど、食べ物に恵まれた時代は
なかったと思います。
食は栄養を補う目的だけでなく
食を楽しむことにまで
気持ちが向くようになりました。

それだけ
食に恵まれている時代になったのですが
その反面
かつてないほどの病気が
食によって引き起こされることもあり
健康に過ごすために
これを食べた方がいい
逆に食べない方がいい
という食の情報にあふれています。

確かに
食べることが
健康の基本であることは
今も昔も変わりはありません。

でもこれだけ食生活が
多岐にわたると
万人に共通する食に関する
黄金ルールはこの世には存在しません。
それに、人間の体質も
千差万別でもあるからです。

だから
誰にとってもいいものは
誰かにとっては毒にもなってしまうこと。
を知らないといけません。
そして食べてみないとわからない点もあります。
だから自分の舌を信じるしかないかもしれませんが
言えることは
「食べ過ぎず、偏らず」ということかも
しれません。

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