今年のアカデミー賞を授賞した映画
「オッペンハイマー」を観てきました。
オッペンハイマーといえば
原爆を開発した原爆の父といわれた人
というぐらいのことしか知りませんでした。
オッペンハイマーは
純粋な理論物理学者であり
その自分の生み出した考えを
人類のしあわせになると信じて
日夜研究に打ち込むのは
科学者の端くれとして生きる自分にも
共感できる。
原爆という超破壊力の爆弾を作ることで
この爆弾を使うことで
世界を破滅させることでも可能な力をもつ。
だから、この爆弾を使わないようにするため
人々は平和に暮らすようになるだろうと信じて
開発に努力し、成功するのだけど・・・
世間の考え方や
時の権力者の考え方は大きく異なり
この爆弾をソ連がもったら更なる恐怖になる
もっと更に強い爆弾を作るように
オッペンハイマーに迫るのです。
その考えにどうしても賛同できず抵抗したので
共産主義だと疑われ
時の大統領に
「泣き虫には二度と会わない」などと罵倒されても
自分の信念は曲げなかった一生なんです。
もちたくない感情のひとつは
恐怖という疑心暗鬼なんだという思いを
確信しました。
医学も医師も、
恐怖を安心をかえられるように
する力を持たないといけないのだと
この映画を観た感想です。
少し長い映画で、難解な面もあるけど
観る人に感じさせるのが多いこと
いい映画でした。