これは、仏教の言葉です。
ある時お釈迦様のご説法を聞こうと
集まっていました。
でも、お釈迦様は何一つ語られず
ただ、無言のまま一輪の花を高く掲げたのです。
その姿をみてみんな戸惑っていると
お弟子さんの一人だけ
それをみて微笑んだのです。
その微笑みを見て
お釈迦様は「今、教えが伝わったのと
その弟子摩訶迦葉(まかかしょう)を
後継者に決めた
という逸話に基づいた言葉です。
本当に大切なものは
言葉ではなく、心から心にしか
伝わらないことを
表した言葉でしょう。
2500年以上前の
お釈迦様の教えは
多く、そして深くあります。
その教えを言葉で説明したら
どれだけ時間が合っても足りない。
だけど
心と心が通じていれば
花一輪で全てを語ることができることを
この言葉は教えているのでしょう。