スマホで子守りをしたら

最近ガラガラって
見なくなったと思いませんか?

診察に来られる
赤ちゃんも
めったに持ってません。

それに代わって
診察室の入ってくる
こども達の手には
スマートフォンを
手にして入ってきます。

3歳ぐらいになると
小さい指で
上手にスクロールして
画面を見てます。

さすが、こどもの
覚えは早い・・・なんて
感心している場合じゃないんです。

実はこれって
とても危険な行為なんです。

スマートフォンに
子守りさせてないですか?
スマートファンで子守りって
危険なんですよ。

そこで
今日のあわてない育児は
スマホで子守りをしたら
です

実際
スマートフォンで
子育てアプリってたくさんあるんですね。

夜泣きや泣いている時でも
泣き始めたら
スマートフォンの画面を見せて
泣き止ませようとする
若いお母さんは実際増えているようです。

ちょっと前なら
赤ちゃんが泣き始めたら
抱っこして、
やさしい言葉をかけて
あやして
・・・・
そんな時間に
赤ちゃんは安心して
泣き止んでたと思います。

その時
赤ちゃんの脳の中には
セロトニンという
しあわせを感じるホルモンが
たくさん出ています。

だから
赤ちゃんは満足して
泣き止むのです。

このことは
実はこどもの成長には大事な事。

泣く→あやす→泣きやむ→泣く→あやす→泣き止む→・・・・
という行為を
何百回、何千回と繰り返しながら成長していく
そんなしあわせを感じながら
しあわせな時を体に浴びて
こどもは成長していくのです。

ところで
スマホで泣き止んだ赤ちゃんには
実は
しあわせを感じるセロトニンは
分泌されてないんです。

スマートフォンの映像をみて
驚き、さらに映像を注意深くみようとして
どんどん攻撃的なノルアドレナリンがでてくる。
だから、いつも頭は興奮状態。

大きくなると
いつも攻撃的
”イライラ脳”になってしまうんです。

脳の細胞は
20歳前後で最大になるとかつて
考えられていましたが
最近では
1歳半で最大になることがわかってきました。

また
脳が発達するためには
外からの刺激に反応して
発達することもわかってきました。

つまり
赤ちゃんの時の環境で
こどもはかわってくるのです。

赤ちゃんが
お母さんに愛されていると
感じて安心した経験が
赤ちゃんの脳の発達に
大きな役割を果たしています。

脳は外からの刺激で
良くも悪くもなります。

そして
赤ちゃんに
100%のあなたの愛情をかけてあげられるのは
今しかないかもしれません。

だから
泣いていても
笑っていても
いつも
お母さん、お父さんの
愛情をいっぱい
あげて下さい。

 

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