好きなことをして死ぬことの難しさ

医学部の学生に
末期がんになって
手遅れの状態で発見されたら
治療するかどうかというレポートを
書いてもらったら
多くの学生が
手遅れの状態なら
温泉に行ったり、旅行したり
好きなことをして過ごすという
意見が多く聞かれました。

次に
がんでもう死ぬことがわかっている段階で
旅行に行ったり
温泉に行ったりして
楽しめますか?と質問すると
多くの学生は
神妙な顔になり
楽しめるといえる学生はほとんどいませんでした。

という話を聞きました。

どうせ死ぬのなら
最後は好き勝手に生きたいという気持ちがあっても
いざその時を考えた時
よっぽど死の準備ができていないと
その時を楽しむ域に達しないと思います。

人間はいつかは死を迎えます。
死を迎えるその瞬間まで
人生を楽しもうと思うと
生にいつまでも固執するのではなく
死への準備をしとくことが必要なのでしょう。

カテゴリー: 真実の医療 パーマリンク