日別アーカイブ: 2024年7月11日

芸の道も医療に通ずる

能を完成させた世阿弥の著書「風姿花伝」に
次のような文章が書かれています。

「そもそも、芸能とは
みんなのこころを和らげて
上や下などという考えから自由になって
寿や福を増やしていき
寿命を長くするためのものなのです。

全ての道は、究めると全て同じことです。
寿や福を増やしていくためのものなのです」

というような文章があります。

世阿弥は、ここで
能の奥義を語っているのですが
これは能に限らず
芸能、音楽の真の意味に通じる言葉でも
ありますが
医師である自分が
この言葉を読むと
医療の本質にも通じる言葉である
とも思えるのです。

医療も
心穏やかにして
寿や福を人々に届けるもので
あるべきだと思うのです。

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からだは地球からのレンタル品

からだの60兆億個の細胞全ては、
毎日摂取している
食べたものからできている。

地球にある全てのものは
炭素、水素、酸素などの無機物を
植物が摂取し、植物を動物が摂取し、
さらに人間が地球上の植物や動物を食べている。
そして地球の元素全ては、
宇宙からきている

つまり、元をたどれば、
僕たちのからだは
全て地球の元素からできていて
人間のからだは
地球のそして宇宙の一部ってことになる。

つまり、僕たちのからだは
地球から一部借りてできあがった
レンタル品てことになる。
レンタル品だから、いつか返す時が来る。
返却の時期が、つまり「死ぬ」ということ。

それなら、
このからだを借りてるのは誰だろう?
借主は自分自身だけど
自分自身って、誰だろう

人のからだは、
1年間もすれば
細胞は全ていれかわってしまうし
からだ自体はレンタル品だし
借主でないのは明らか。

それでは心だろうか?
心も
いつも同じ状態ではなく。
考え方も感情も
日によってコロコロ変わり
心もからだ同様
一定しないなら
借主とはいえなさそう。

私たち自身で
ずっと変わらないものって
肉体でもなく、心でもないってこと。
ずっと変わらない普遍なものと言えば
魂でしょうか?

魂が
あなたの肉体を
地球から借りて
この世に存在できているのだとしたら

この世に
魂が肉体を
地球からレンタルし
レンタル期間が終われば
地球に肉体を返し
あなたは、魂だけの存在になる。
そして、また肉体をレンタルできる日を
待っているとしたら・・・・

魂の存在
そして
輪廻転生って確実に存在するのだと思う

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