台風が近づくと
咳が出始めた、なんだかだるい、鼻がむずむずする
なんだかすっきりしないなど
台風の影響かな?と思える患者さんが目立ちます。
台風が近づくと
台風の被害も心配だけど、実は体調にも影響を及ぼします。
そこで、今日は台風の後あわてないためにです。
台風や雨など天気が悪いと体調が悪くなったと
感じる方が、あるアンケートによると
6割になったという報告もあります。
台風などの時、気圧が下がると、
身体の中でどんな変化が起きているのでしょうか。
①気圧が下がって、天気が不安定になると
「副交感神経が」優勢になると同時に
「交感神経」を刺激する「ヒスタミン」という物質が
体内に増えてきます。
交感神経と副交感神経共に刺激された状態になり
自律神経のバランスをきたしてしまいます。
ですから、頭痛、身体がだるい、やる気がでない、
気がめいるなどの症状が引き起こして今します。
また、「ヒスタミン」はアレルギーを引き起こす物質
でもあるので
天気の悪い日は、喘息発作やアレルギー性鼻炎などが
悪化することがあるので咳、鼻汁には注意が必要です。
②気圧が下がると、身体にかかる圧力が低下するので
一つ一つの細胞が膨張傾向となり、血行不良を引き起こし
「むくみ」が出やすくなります。
③気温の差に対しても自律神経は敏感に反応していますが
寒暖の差に対して自律神経が順応できないと
睡眠の以上、動機、イライラ、手足のほてりやのぼせ、
めまい、片頭痛、血圧の変動、午後の微熱など
様々な症状が起きやすくなります。
自律神経の乱れによる対応は
ゆっくりお風呂に入って、全身を温めること。
軽い運動して汗をかくこともおすすめです。
そして、少し不調を感じたら、深呼吸をして酸素を
多く取り込むのも簡単にできる対策です。
天気の悪いとき
喘息、鼻炎、片頭痛、めまいなど悪化が予想される症状は、
薬を飲んだり、病院を受診したり早めに対応しましょう。
日ごろから、ちゃんと診断を受けおくと
対策をとれて、天気が悪くてもあわてなくていいですね。
☆ 台風10号接近中です。
本日は診療しております。台風の進路によっては
明日は休診の可能性があります。
気になることがあれば、本日中に対応、対策をお願いします