突然ですが、こんな話を聞きました。
「人はなぜ悪行ばかりを見つけるのだろう。
悪行は確かに良いことではないけど、悪行があるから善行がある。
ならば
悪行を少なくするために苦心するより、
善行を探し、見つけ、それを愛でた方が、人は善良になる。
たとえ過去に悪行を行った人がいても、
その後のその人の善行を褒め続ければ、二度と悪行しなくなるものである。
ゆえに人の道とは、
人の善行を探し、褒め、認めれば、善行の輪が大勢を支配するのである。」
これは、孔子が人の育て方を説いた時の言葉です。
人を育てる方法は、まさに子育ての方法。
4歳から11歳の間、ずっと怒られ続けたこどもは
おとなになって、褒めらた時、どんな風にリアクションしていいか
わからなくなるといいます。
そして、褒められたことのない人は
褒められても、「いえいえ、そんなことはない」と
否定して
褒められたことを素直に、そして謙虚に受けとれないそうです。
「ほめられたら伸びる」が子育ての極意。
そういえば、診察中でも、
アーンが上手にできたねとか
注射がんばったねと伝えると
うれしそうに帰って
次回からは自分一人で診察できるようになるこどもがいます。
こども達は、褒められたがっている。
褒めて育てると
「褒めは7割、叱り、注意は3割」を実践すると
伸び伸び、素直なこどもに育ち
大きくなった時も、あわてなくていいかも
☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著第二作「己を信じる道を進め!」を
上梓させていただきました。
この本で記した僕の経験が、思いが
医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
ひとりでも多くの方のお役に立てることを願うばかりです。
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