様子をみる

昨日休日診療勤務中、気になった言葉。
「様子を見てました」
木曜日から熱があったけど、「様子を見てました」
1週間前から鼻汁が出てたけど、「様子を見てました」
この言葉
救急病院だからではなく
普通の外来でもよく聞くセリフ。
そして、患者さんだけでなく
医者もよく、「様子を見ましょう」と言います。
「様子をみましょう」って、ちょっとした医学用語みたいに
頻繁に使われる言葉。
今日は患者さんが使う「様子を見てました」について。
患者さんが使う時は、
きっと
「⚪︎⚪︎の症状があったけど、(元気だったから)様子を見てました」という
意味で使われるんだと思います。
昨日の患者さんも
元気だから、いつか治るかと思って様子を見てたけど、
こどもはいつ悪くなってしまうのかと、不安の毎日。
そして、ついに熱が出てしまって救急病院を受診されました。
かかりつけの先生じゃないし
薬も一日分しか、もらえない。
とりあえずは診察を受けて、ホッとされたけど
もう少し早く受診しておけばよかったと思ったかもしれません。
軽い鼻汁だけでも、咳だけでも、たとえ元気であっても
症状が2.3日続く時、休日の前日には、
かかりつけの先生に診てもらいましょう。
かかりつけ医の先生は
色んな事を想定して、お話ししてくださるはずです。
様子を見ていい場合、
症状がひどくなった時の対応、など
色々なアドバイスを受けられることでしょう。
後は、そのアドバイスにそって過ごせばいいし
様子をみたらいいですよね。
きっと安心して、
あわてずに過ごすことができることと思います。
症状が続く時は、元気でも
小児科医を受診しましょう。
それも、あわてないために必要なことですね。
実は、医者も
「様子をみましょう」を使います。
医者が使う時の意味は、また次回に。

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