現代人以上に、運を大事にしたのは
常に死と向き合って生きていた戦国武将ではないでしょうか?
現代でも人気のある真田幸村は、
それを示す、こんなエピソードが知られています。
関ケ原の戦いで敗れた後、徳川家康より
高野山の麓にある九度山の村に24時間監視されながら
14年間蟄居生活の後、九度山を脱出して最後の豊臣家の戦い
加わることを決意したのです。
脱出をもくろんだ真田幸村は大宴会を開いたのです。
その宴会は大盛り上がり、
皆が酔いつぶれたすきに脱出したという史実が残っています。
が、実際は宴会に参加した人の中には
酔いつぶれたふりをした人がいたともいわれています。
厳重な監視下に置かれた幸村が脱出できたのは
脱出に協力した人がいたから実現できたのです。
味方がいたのは、真田幸村がきっと
周りの人を大切に思っていた人物だったから
村の人からも大切にされていたのではないでしょうか?
幸運は人が運んでくるということを教えてくれるエピソードです。