成人になるといえば
現在の日本憲法でいえば
18歳以上で成人に与えられる権利があり
20歳以上になると
正真正銘の成人になると
考えられています。
確かに
医者としてこどもたちの成長を見ていると
生物学的に成長して完成することを
成人というのだと思います。
でも
からだが成長したから成人になったと
なかなか言えないものです。
からだの成長にあわせて
精神がまだ未熟であるために
本人が苦しんでいるというケースは
よく見受けられます。
そして、からだ、精神だけでなく
こころの成長することも
人間には必要だと思っています。
こころが完成するのはいつだと思いますが
目に見えない部分だから
確認するのは難しいけれど
仏教の言葉に
成仏するという言葉がありますが
この言葉
実は、死んで仏様になることではなく
それぞれが生まれながらに備わっている
その人の生まれ持った機能が
完成されることだというのです。
完成したかどうかわかるのは
死ぬその瞬間だというのです。
そう考えると
生きている限り、こころ磨きをして
人間完成をめざして行くのです。
この言葉を聞いて
いくつになっても
生きる目標ができる気がします。
今日も元気にいきましょう。