世界の多くの国には
物語のような神話が多く存在する。
日本にも
古事記という、国造りの神話がある。
ここから多くの神様の存在がある。
その成立は7世紀と神話としては
最近の様な気もするし
その時の日本の状況を考えると
成立の裏には
その時の権力者の思惑もある気もするけど
現代の日本人にとっての
心のふるさと、原点になっているのは
間違いない。
アメリカの著明な神話学者ジョーゼフ・キャンベルは
神話には次のような役割があるといっています。
①神話は宇宙の成り立ちを説明し
自分が何者であるかを教えている
②神話は、神秘的な物の前で
謙虚になり畏怖の念を抱くことを教えている。
③神話は社会秩序を支え、
どんな状況の中でも人間らしく生きるためには
どうすべきかを教えている。
その上で、彼は
「自然の知恵と元どおり和解することを
学ばなくてはなりませんし、
動物と、そして水や海とともに兄弟であることを
もう一度自覚すべきです」と
語っています。
古事記も、その成立の経緯に
いろいろな思惑があるだろうけど
神が主人公になった時点で
神が語る言葉が真実になるのかもしれない。
そう言えば・・・誰かが
神話を持たない国は滅びると
いった言葉を思い出します。
神話、古事記を大事にしないといけない
本だと思います。