時々、般若心経を耳にすることが
あります。
このお経をきいていて
耳によく入ってくる言葉は「空」。
仏教では
この世の全てのものは空であるといっています。
空だから執着するべきものは何もないという
意味でもあると思うのです。
そして、
「全てのことが、ゼロから始まっていることを
忘れてはいけない」といっているように思うのです。
仕事をするにしても、恋愛でも、勉強でも
始まる前には何もなかったはずなんです。
そして、一旦始まると
色んな想いを身につけて、想いを巡らせて
進み始めるのです。
生まれた時は
みんな丸裸で生まれてきます。
本来無一物から始まると
お釈迦様はいっています。
生まれた後
言葉を覚え、喜怒哀楽を身につけていき
社会にでれば
人として生きていく上で
欲も身につけ
絶望することも有り
大きな物を得たり、失ったりを
くり返して生きていくのです。
そして、誰もが最後は
人生の最後の瞬間を迎えます。
この世で起こったことが全て夢だったかのように
あの世に帰っていくのです。
帰る場所は
生まれる前にいたゼロの地点なのかもしれません。