日別アーカイブ: 2024年12月4日
日本のことをもっと知りたい
医者になると決めた自分
僕は世界を股にかけて働こうと
世界を視野にいれた将来を描いていました。
でも
今は世界に出るよりも
日本の、日本人のよさを知り
世界に伝えようと思いました。
そう思ったのは
大学3年の時
姉夫婦がアメリカにいた時期があり
姉夫婦がいることを理由に
夏休みを利用して
1ヶ月の単独アメリカ旅行をしました。
ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ダラス
ロッキー山脈、イエローストーン国立公園などなど
アメリカ全土、東から西、北から南までまわりました。
旅行の計画はひとりで
地球の歩き方というひとり旅行の本を読み
旅行計画ひとりで立案し
飛行機にのり、バスも使い
ホテルも全て予約からひとりで行いました。
当時から
学校の英語は苦手ではないけど
日常会話なんて、ほとんどできません。
もちろん、今のように
翻訳アプリなどもありません。
そんな僕でも
ひとりで
時にはBOY(少年)と間違えられたり
刺された人をみたりしましたが
計画通り
歩き回って
アメリカ旅行を堪能しました。
今も英語は話せません。
今の僕にはきっとひとりで全てやって行こうなんて
思いませんし
勇気も無いです。
若いからできた経験
親も良く行かせてくれたと感謝してます。
僕の家は
もー列サラリーマン家庭で
家族旅行も
数年に1回行くかどうかの経験敷かない僕が
まずアメリカに行く
東京すら行ったことないのに
ニューヨークやワシントンに行く
これって特別なことだと
しっかりアメリカのことを知ろうと決意し
飛び立ったのを今も憶えています。
全てみようと
どこでも
歩きました、市営バスにのり移動。
自由の女神はフェリーで渡りました。
アメリカの都市の特徴はそれぞれでした。
ワシントンは綺麗だし
ニューヨークではティファニーでお買い物
なんてしゃれこみました。
帰る頃になって
アメリカを色々みて思ったんです。
ニューヨークは知ってるけど
東京も行ってない。
ロッキー山脈の自然に触れたけど
あちこち自然公園や建造物を診た経験をさせてもらった。
けど
僕は日本人なのに
日本のこと何も知らないことに気づいたんです。
アメリカにもいいところが一杯合った
日本は狭い国土だけど
アメリカにないいいところ、素敵なところも
いっぱいあるんじゃなーだろうか?
もう外国はいいや。
僕はもっと、もっと日本のことを
知らないといけないと思って
世界に目を向ける前に
しっかり日本のことを知り
日本のために日本で生きたいと思ったんです。
それから
旅行以外に
外国に行きたいと思ったことは
少しもありません。
最近
アメリカに留学したひとりの青年の
エッセイを目にしました。
そこには、こう書かれていました。
「外国の人はお国自慢が得意です。
自分の国に誇りを持っています。
そして彼らは自国の歴史や文化にも誇りを持っています。
わたしは、高校を卒業していままで
日本で誇れるものを
何一つ学んだことはありません。
自分の国を語れませんでした。
外国の方に対して
私は日本人であることを語れず
なんとなく世界平和を願っているなど
半端な会話で過ごしてました。
今思えばなんと恥ずかしいことだと思ったと
そして、彼は日本に目覚め始めたと」
書かれてました。
まさに
僕がアメリカ旅行から帰国したときの
気持ちも同じでした。
それからは
外国に住もうなんて思いません。
留学しようという気持ちもありません。
日本を知り
日本に生まれたことを誇りにできるように
生きていこうと決意しました。
実際
今当時のアメリカ旅行を振り返り
日本人であることに目覚めるために
アメリカ旅行に行ったような気がするのです
病気じゃないから健康
病気の状態と健康の状態を
区別することはできますか?
普通、人は
症状が出れば病気と自覚し
検査が異常だと治療する決断をします。
でも、 身体は
突然悪くなるわけではありません。
暴飲暴食、体に負担のある食べ物など
食生活の乱れ
運動不足、慢性的な睡眠不足
そんなストレスフルな毎日を過ごしていたら
徐々に身体は蝕まれ
将来糖尿病、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、うつ病・・・など
様々な病気のリスクが日々たかまっているのです。
検査が異常でなくても
自覚症状がなくても
こんなリスクの高い生活をしていて
いつ病気になるかわからない状況って
たとえ症状がなくても
健康って言えるでしょうか?
エルマー・ウエリッヒ医師は
人が病気になる過程を
“樽と樽の中の水”にたとえています。
樽の中に
健康リスクという水がどんどん注ぎ込まれ
リスクという水がどんどん増え
ついには樽から水があふれてします。
その水が溢れた瞬間
病気が発症すると言われてます。
人の身体は
0(健康)か1(病気)という
デジタル的なものでなく
連続したアナログ的な状態で
成り立っているのです。
ですから
症状を自覚する前
検査異常が出る前
病気になる前に
樽の水が溢れないように
体の異常をキャッチし治療し
リスクを食い止めることが
健康を守る。
そして
リスクのない生活を送れること。
それが
これからの医療のあるべき姿だと
僕は思います。