年別アーカイブ: 2024
人の運は食にあり
江戸時代の人相学者だった水野南北は
「人の運は食にあり」と言っています。
つまり、人は少食粗食の習慣を
身につけるだけでも
運命が好転できると説いた言葉です。
これは
運勢学的な面だけでなく
医学的にも同意できる面もあります。
現代は飽食の時代。
どんどん食べ過ぎ、運動不足で
こどもからおとなまで
みな過食気味、今後成人病が増えそうな気がします。
学校の検診で
肥満を指摘されて受診されるこどもも
増えています。
食事指導など生活面の指導を行うのですが
なかなか難しいです。
こどもたちは食事に関しては
完全に受け身なので
親の責任は重いのですが
親は心情的にたくさん食べさせたいと思うのが
親心。
喜んで、たくさん食べてもらえることで
しあわせを感じることでしょう。
ですから、ひもじくあれという指導ではなく
何を食べるかを考え
食べたら動こうという指導をしていますが
難しさを感じています。
自分自身のことでも
食事を考えると
飽食の時代には難しいです。
ですから、一寸視点を変えて
「少食になれば、運が上がる」と考えれば・・・
少しは前向きにとらえるかもしれないと思って
このブログを書くことにしました。
自信を回復させてくれるもの】
今日は、
自分にとって
元気や自信を回復させてくれるものって
なんだろうか、考えてみました。
僕にとって
元気や自信を回復させてくれるものは、
きっと自由な時間だと思います。
ある事柄に一心不乱に取り組み
無事成し遂げた後の
開放感は格別なものがあります。
その時感じた開放感は
何かに解き放されたかのように、
まるで
久しぶりに太陽の光を
浴びたかのように
全身エネルギーチャージされていくような
感覚に全身が満たされます。
そして
疲れがとれ、
気がつくと次へのエネルギーに
充填されていくのを感じます。
その心から解放される時
自由な時間をどのように過ごしているか?
実際に好きなことをする、
家族と過ごす、友達と過ごす、
好きな本や映画を観る・・・
その時々で自由な時間の使い方は違います。
また、たとえ何もしなくても
自由を感じることだけでも
自分へのご褒美をいただけたような気がします。
自分に元気を回復されてくれるもの
それは、決してモノではないような気がします。
今振り返っても
疲れた時に
心が満たされたモノは
思いつきません。
物ではないような気がします。
自由を得られたことは、
何かから解放されたということ。
自分の明日へのエネルギーであり、
希望へと続くものだと思います。
そして
自らの発展に繋がっていく。
そして
新たな結果を生むステップにつながる。
その満たされた結果自体が
ひょっとしたら
ご褒美なのかもしれない。
何にも束縛されない、
心から溢れる純粋な明日への活力、
未来の成功へのスタートに立てた気持ちが、
僕にとってのご褒美としての
自由なのかもしれません。
あなたにとって自信を回復させてくれるために
必要なものって
なんですか?
桃の節句
今日は五節句のひとつ「桃の節句」です。
桃の節句を邪気を祓える日と
昔から考えて大切にしてきました。
実際桃の花が咲くのは、まだ先ですが
今日は、桃について。
桃には古くから
邪気を祓うパワーがあり、
魔除け、厄除けの効果があるといわれています。
古事記でも
伊弉諾尊が黄泉の国から逃げた時
追ってを退治できたのは
桃の実だったと書かれています。
中国でも
桃の木で作った杖は邪鬼を避ける
桃の木で作った弓で矢を射れば災いを避けるなど
といわれているようです。
桃は確かに邪気を祓うようです。
桃の花ではなく種に祓う力が強いようです。
種は邪気を祓うというより
種の中に吸い込んで封じ込めるようです。
盛り塩も邪気を祓いますが
塩は邪気を吸うと、悪い物に変化し
邪気を放ち始めるので取り替えが必要ですが
桃の種は邪気を放つことはないのが
特徴のようです。
ですから、部屋に桃の種を4,5個おいておくと
いいようです。
命に感謝
マラリアの研究で著名な寄生虫学者の
堤可厚先生がケニアのマサイ族と暮らした時に
酋長と交わした話。
酋長 「人間にとって一番大切なものは何だと思うか?」
酋長 「それは胃袋だ。
胃袋がダメになれば人間は死ぬ。
人間が死ぬ時には、食べ物が入らなくなる
だろう。
また、森で死んだ動物の腹を切り開いてみると
胃袋に必ず血が入っている。
だから、胃袋が一番大事なんだと」
このように答えたそうです。
また、こんな質問もされました。
酋長 「お前はどうして
眼がこの高さについているか知ってるか?」
酋長 「そんなこともわからないのか。
眼がここにあるのは、立って遠くを眺めた時
1日で歩いてたどり着く地点を見るためなのだ。
だから、誰でも、立って自分の眼の届く
ところまでは歩いていくことができるのだ。」
先生 「でも、身長が高い人もいるし、
低い人もいるでしょ?」
酋長 「背の高い人は、足が長いから
見える所も遠いけど、歩ける距離も
長くなるだろう?
そんなこともわからないのか(笑)」
この話を聞いて、ハッとしました。
胃袋がどうしてあるのか?
眼がどうしてここにあるのか?
考えたことも、実感したことも
元気なら考えないかもしれない。
過酷な大自然の中で生きている人は
目には目の働きが
耳には耳の働きが
胃には胃の大切さを感じながら
からだの一部分が
大切な役割をしていることを実感しながら
生きている。
その大事さを
我々は感じているだろうか?
現代人は
からだの臓器を部分を
部品と考えていないだろうか?
目には目、胃には胃の役割があるけど
ひとつひとつが
生命という全体を支えていることを
感じながら生きていくことができれば
もっと自分のからだを大事にすることが
できるのかもしれない。
からだ全体に支えられて
僕たちは生きることができている。
だから
からだひとつひとつの部分に
命に
生きていることに
感謝しなければならないのだと思う。
嫌なことは、すぐ忘れる
毎日、いいこともあるし
悪いこともある。
いいことがあると
それは明日へ進む力になる。
逆に
悪いことがあると
前を向いて歩けなくなってしまう。
だから、
悪いことが起こったら
とにかく悪いことは
すぐ忘れるようにすることです。
そのためには
立ち止まらずに
新しいことを無我夢中で行えばいい。
人がどう思うか
なんて関係ない。
自分がいつまでも悪いことにこだわっていると
益々惨めになってしまうから。
嫌なことはすぐ忘れるようにしよう。
忘れることも大事なんです。
知らなくていい権利があることを誰が伝えるのか
恩師でもある
大賀正一教授の講演を拝聴した。
演題は「新生児医学と小児医学~無限と連続~」
話は
生まれた時に行われる
新生児に行われる新生児スクリーニング検査
でわかる病気の種類が
僕が医者になった頃は6種類だったけど
今は、数十種類以上にわたるようになったと
言うところから話始まった。
それらの疾患が
新生児スクリーニング検査で判明したとしても
とても希な病気であったり
治療法もわからないなど
病名だけが知識としてだけ
一人歩きしてしまう病気がある。
そのような
将来発症するかどうかもわからない病気だと
発症しても治療法がない病気を
知ることが本人にとっていいのか
家族が知っとけばいいのか
主治医の心の内に秘めておけばいいのか
その判明後の行動が
その子の人生を大きく変えてしまうことにも
なりかねない。
それに対して
希な病気
500万人にひとりのような病気でも
最近原因、治療法がわかり
救うことができるようになった病気もある。
そんな病気に対しては
治せるのだから
希であっても、お金がかかっても、リスクがあっても
挑んでいかねばならない。
挑むことで、その子の人生は大きく変わってしまう。
生まれたとき正常でも
病気の原因因子を持っていると
様々な条件でその病気が発症することがある。
だから
生まれて、健やかに育っていくことを
サポートするのが使命の小児科医は
その子の命、いえ、いのちだけでなく
人生、しあわせさえも願って働き続けなければならない。
生まれてから死ぬまでの
連続する命を見届けるのが小児科医の役目
だと恩師は熱い思いを込めて
我々にメッセージを送ってきた。
医者はサイエンティストであるため
最低この期間に対して
責任を持つべきであると思うが
僕は更に、生まれる前、死んでからも
つまり魂の連続についても責を負っていくべきだ
と思ったのです。
恩師から、素晴らしい気づき、学びの
有り難い時間を過ごしました。
アマチュアで生きる人生
人生を生きていく上で
何か一筋にプロとして生きていくのと
アマチュアとして生きていく
生き方があると思う。
プロとは
何かひとつ専門をもち
それについて人生を通して
学び、その学びを使って人々の生活に手を貸す
生き方です。
医者の世界でも
医師として
それぞれの専門を持ち、医者としての技術をもって
医学に人々の健康に関与しています。
そして、それだけでなく
音楽や絵画などの芸術や
他分野でもその才能をいかして
活躍している人
また、趣味から講じて
様々な分野でプロ顔負けの腕前のかたも
います。
アマチュアとは
フランス語でアマン(愛人)と同じ語源をもつ言葉
といわれています。
つまり
何かをこころから愛して、
それを一生、愛し続ける人のことを
言うそうです。
僕も医学のプロとして
生きるととともに
人を愛し、文学、音楽を愛し
人の生きる道に貢献したいと思っています。
強みを考える
3月が近づくと、
なんだか空気が変わったのを感じます。
生命の芽生え、エネルギーの目覚め、何か生まれそうな、
そして何か始まりそうな未来を感じさせてくれる
空気感を感じます。
季節が移り変わるように
人の考え方、流れも変わってきます。
どんな時にも信じられるのは自分。
そして自分の強みを知っていたら・・・
どんな時にも自分の武器になってくれるような気がします。
そこで、今日は自分の強みについて考えてきました。
「強み」は、
自分の“好き”“得意”“成功”という
プラスの要素を全て兼ね備えたもの。
好き・得意・成功
というキーワードで自分を深めて行くと
僕の強みは、
やろうと思ったこと、やりたかったことを
実現するために行動することができる(た)
ことだろうと思います。
実現しようとがんばることは
好きだし、得意な事だと感じていて、
そしてもちろん今の自分につながっている。
とも思ってます。
そして
何か一つやり切った時、
ふと振り返ってみると、
それは昔思っていた夢が
実現していることに
気がつきました。
描いた通りの形ではないけど、
僕に夢が叶ったと
感じさせてくれました。
夢が
出会いたいと思う人に出会ったことで
こんな風に実現している。
とても、不思議なことに思えました。
もしかしてこれを
”運”と言うのかもしれません。
”運”と感じたその瞬間に、
決して自分一人だけの力でないことに
気がつかせてくれます。
神さまかもしれない、
ご先祖様かもしれない、
友達かもしれない、
昨日出会った人
かもしれない、家族かもしれない・・・
誰なのかはわからない
誰かの力で実現できた気がします。
僕の周りにいる人、
全ての人のおかげで
実現したことなのではないかと思う。
だから、みんなに感謝したい、
”ありがとう”っていう気持ちになります。
神さま、ご先祖様だけでなく
誰にも手を合わせたくなります。
そして、
みんなに恩返しをしたくなります。
僕がしあわせをいただいた力を
全部おかえしできたらいい。
そう思って過ごすと、
みんなのために頑張れる力が
湧いてきます。
そして、益々
自分にしあわせになる力が
あふれて来る気がします。
これから、
一人でも多くの
しあわせの輪が広がるそんな風に、
自分の強みを発揮できるように
生きて行こうと思います。
あなたの強みってなんですか?
悩みから脱却するための考え方
「人は、自分が必ず死ぬ存在であることを
忘れなければ、もっとよく生きられます」
「ただし、自分のこころは
永遠に死なない存在であると
自覚を持って生きていきましょう」
もし、今悩みの存在にいるならば
「いずれ死ね存在なのに
何を今に悩む必要があるでしょうか?」
と自分に声かけると
楽になるかもしれません。
悩みながら、怒りながら人生は
必ず終わる日をむかえます。
どうせ同じ虚位を歩くならば
笑いながら歩いて行きましょう。
キーワード
今日は今生きている自分というものを
自己紹介形式で3つのキーワードに絞って
書いてみようと思います。
僕は池内克彦と申します。
職業は医師。
赤ちゃんやこどもの命を守る小児科専門医として
こどものこ家族の健康を守る家庭医として日々働いています。
小児科医の仕事を一言で言えば、
自分で意思表示の出来ないこどもの命を守ることです。
だからみなさんに大変だねって言われます。
そこで今日は
どうして自分が医師それも小児科医になったのか?を
3つのキーワードに沿ってお話しします。
第一番目は“笑顔”。
笑ってないこども、困ってる人やしあわせでない人を見ると、
なぜ?どうして?笑わないの?体の具合が悪いの?
笑顔でない人をほっとけないのです。
いつも笑顔でいてもらいたいのです。
第二番目は“愛”です。
親がこどもを愛する、人が人を愛する。
愛情を注いでいるものに対して、
僕もその愛を全力で応援して支えてあげたいのです、
愛を守り、愛を大事にしたいのです。
そして
最後は“信頼”。
自分を信頼してくれるのなら、
その人を全身全霊込めて守りたい
という気持ちが起こります。
あなたに信じてもらえたら
僕はどんな時も頑張れるんだと思います。
“僕を信んじて、
頼ってくれる人が笑顔でいるために、
全身全霊愛をもって生きていく。”
それが
僕が今医師たる理由なのかもしれません。
そして、
これからも多くの人が、
今よりも
しあわせで愛あふれる豊かな人生を送れるように
日々医師として信頼と愛を持って生きていくのだと思います。
あなたにとってのキーワードっては何ですか?