質素な暮らし

食べるものに困り
生きることが精一杯だった時代は
つい最近まであって
自分の親の世代は体験しているので
戦後、そんな不自由な生活はしたくないと
今は不自由するだけでなく
物にあふれる時代になっている。

日本と同じように
勤勉で倹約で知られるドイツ人の
食生活について
次のように書かれていた。
(三枝成彰「大作曲家たちの履歴書」
「ドイツでは一年365日、毎日同じものを食べても
文句を言わない人が尊敬され
食べ物は生きるのに必要な栄養分が
摂取できればそれで充分、味にこだわるなんて
低俗ではしたないことだと思っているようだ。
主婦はキッチンをまるで使っていないほどに
きれいに保つことが褒められる。
料理などに時間を使うのなら
そのぶん本を読むなり
音楽を聴くなり
自らの教養を高めることに使うのが
よしとされる社会」なのだそうです。

食べることが
楽しみになっている自分にとっても
ドイツ人的な生き方はできないけど
食についてだけでなく
生活全体についても
見習うべき点があるのではと
反省しました。

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